歯科・獣医セミナーの学際企画

No.654 子どもたちを健全歯列に導くためのコツ

子どもたちを健全歯列に導くためのコツ

講師

須貝 昭弘 先生

医療法人 歯愛会 須貝歯科医院 理事長

プログラム

10:00~16:00(昼休憩・コーヒーブレイク含む)

はじめに 口腔内のナチュラルヒストリーを想像してみよう

歯列・咬合編

1. 正常咬合への道のり
 ・どのように理想的な口腔内になっていくのか?
2. 成長の各ステージの正常像を知る
 ・乳歯列期
 ・第一大臼歯萌出期
 ・上下切歯交換期
 ・側方歯交換期
 ・第二大臼歯萌出期
3. 最も重要なのは上下切歯交換期
 ・上下切歯交換期が正常だとなぜ永久歯列が正常になるのか
4. 正常咬合への成長を妨げる因子
 ・萌出の異常
 ・スペース不足
 ・習癖
 ・骨格性
5. 萌出の異常への対応(上下切歯逆被蓋を中心に)
 ・床矯正装置
 ・レジン接着法
 ・リンガルアーチ
6. スペース不足への対応
 ・拡大床を使用した治療法
 ・拡大床装置とその管理
 ・乳犬歯の早期喪失に注意
 ・正中に注目する
 ・拡大床だけでは間に合わなかった症例




7. 習癖への対応
 ・舌癖
 ・口唇の巻き込み癖
 ・筋機能療法

う蝕編

1. う蝕診断の難しさとバラツキ
2. 小窩裂溝う蝕の特徴
 ・再石灰化への疑問
3. 小窩裂溝の診査
 ・視診
 ・触診(Dファインダー)
 ・エックス線診
 ・DIAGNOdent
4. 小窩裂溝う蝕の予防と処置
 ・シーラント
 ・コンポジットレジン修復
5. 隣接面う蝕の特徴
6. 隣接面う蝕の診査
 ・バイトウィング
7. 象牙質う蝕への対応
 ・歯髄を守ることの重要性
 ・う蝕象牙質はどこまで除去すべきか?
 ・段階的削除法(stepwise excavation)とは?
 ・段階的削除法の進め方

定期健診 当院における定期健診の実際

 質疑応答

開催日時・会場

大阪会場

平成28年4月3日(日)10:00~16:00

大阪府社会福祉会館

大阪市中央区谷町7-4-15

06-6762-5681

  • 地下鉄谷町線,長堀鶴見緑地線 谷町6 丁目駅下車 4番出口(200m)約5 分
  • 地下鉄谷町線,千日前線 谷町9 丁目駅下車 2番出口(北へ500m)約10 分
  • 近鉄大阪線 上本町駅下車 地下道で谷町9 丁目駅2番出口へ

東京会場

平成28年4月10日(日)10:00~16:00

交通ビル 地下会議室

東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1

財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733

  • JR:JR新橋駅をご利用の場合、烏森口側出口から徒歩6分。
    必ず烏森口に出てください。
  • 地下鉄:都営三田線御成門駅から徒歩4分

福岡会場

平成28年5月15日(日)10:00~16:00

※表記の通り開催予定です

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

受講料

学際デンタルセミナー会員9,000円(テキスト代含む)
一般歯科医師35,000円(テキスト代含む)
歯科衛生士・歯科助手15,000円(テキスト代含む)
  • 法人会員(学際デンタルセミナー会員)の場合、歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手の受講料は9,000円(税別)に割引されます。
  • 昼食は各自にてお願い致します。
  • 参加取り消しの場合は,開催8日前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を差し引いて返金いたします。それ以後のご返却はできません(代理出席可:会員の代理に会員以外が出席される場合は差額を申し受けます)。

開催にあたって

 毎年発表される学校歯科保健統計では12歳児のDMFTは減少傾向で推移しており、来院する子どもたちの口腔内を診てもう蝕予防の目標はほぼ達成できているのではないかと考えられる。これらは国民の口腔内への関心が高まったことに加え、全国のかかりつけ医がう蝕予防に積極的に関わった結果と想像できる。
 一方、歯列・咬合についてはいままで矯正専門医や小児歯科医が中心に関わってきた結果、その恩恵を受けられる子どもたちは限られてしまい歯列不正を抱える子どもたちは依然として多い状態が続いている。今後この分野にもかかりつけ医が積極的に関わっていかなければ子どもたちの歯列不正は改善していかないであろう。
永久歯列が完成するのは中学生になる頃であり、生まれてからの約12年間にどのような歯科医療を受けられたかでその後の口腔内の状況が決まってしまう。
 乳歯列から混合歯列を経て健全な永久歯列になるには正常な成長過程がある。多くの症例を経験し、この正常な軌道から外れている異常を早期に見つけて対応することで多くの歯列不正を予防できることがわかってきた。
 この大切な時期に関わることの多いかかりつけ医にう蝕と歯列不正を予防するコツを是非とも身につけて欲しい。