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No.GS236 東京 大阪 福岡 開催!
ケーススタディで犬の痒みの主訴に強くなろう

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皮膚病なんて治らない!?

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講師インタビューはこちら⇒

【第2弾】症例公開

皮膚病が治らない場合は、理由があります。
これを読まれている先生は、どのように診断をされますか?
どのように治療の選択をされていますか?
飼い主様に説明しないといけない、または相談しないといけないポイントはお伝えできていますか?
ホームドクターが普段遭遇しがちな原因を提示するとともに、オクラシチニブが効かないときにどう考えるか?
など、すぐにでも臨床に取り入れていただけるような解決方法をご紹介させて頂きます。
本講演が、日頃の臨床現場での対応のヒントになれば幸いです。

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難易度★

  • フレンチブルドッグ、6歳齢、去勢雄
  • 病歴:腰背部に脱毛斑を認め、ニゾラール塗布で改善なく、略全身に皮疹が拡大、痒みも増大、イトラコナゾールで改善なく、セファレキシン、プレドニゾロンを10日間内服して改善するも完治せず、当科紹介受診となった。
  • 既往歴:特になし
【治療前】背側
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 【治療前】背部の拡大像
236_case4_02

 

難易度★★

  • コッカースパニエル、6歳齢、避妊雌
  • 病歴:半年前(9月頃)より背部や胸部腹側に痒みを伴う痂皮を認め、アモキシシリンで改善するも、3ヶ月後には再発、再度アモキシシリンを処方するも完治せず、セファレキシンに変更するも改善なく、真菌症を疑い、イトラコナゾールを処方するも改善なく、当科紹介受診となった。0.05%クロルヘキシジンシャンプーで1ヶ月毎に洗浄、食事は市販ドライフード。
  • 既往歴:数年前に外耳炎を認め、1ヶ月毎に耳洗を実施
【治療前】背部
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【治療前】背部の拡大図
236_case5_02腹部腹側、臀部
236_case5_03

 

難易度★★★

  • 柴犬、7歳齢、去勢雄
  • 病歴:2ヶ月前(8月頃)より腹部に紅斑を認め、セファレキシン、塩酸ヒドロキシジン、ステロイド外用薬で改善するも、休薬後に再発を繰り返し当科紹介受診となった。数ヶ月毎に市販シャンプーで洗浄、食事は市販ドライフード。
  • 既往歴:1年前に外耳炎を認めた。
【治療前】腹部腹側、右腹部腹側の拡大像
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難易度★

  • 雑種犬、8歳齢、避妊雌
  • 病歴:3歳齢で譲渡されてから、外耳炎を繰り返し、その都度耳洗を行うも、半年前から改善せず、当科紹介受診となった。
  • 既往歴:特になし
【治療前】右耳(健常)
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 【治療前】左耳
236_case7_02

 

難易度★★

  • キャバリア・キングス・チャールズ・スパニエル、7歳齢、去勢雄
  • 病歴:約2歳齢より外耳炎を繰り返し、院内で耳洗、セファレキシンおよびプレドニゾロン内服、トリアムシノロン配合点耳薬で改善するも夏期に悪化、2年前よりプレドニゾロンをオクラシチニブに変更、継続的に内服、抗菌薬はミノサイクリンに変更するも、徐々に悪化、当科紹介受診となった。ミコナゾールおよびクロルヘキシジン含有シャンプーで1ヶ月毎に洗浄、食事は市販ドライフード。
  • 既往歴:約2歳齢より口囲、四肢関節部、尾根部に痒みを認める。痒みは通年性であるも夏期に悪化する。
【治療前】右耳
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左耳
236_case8_02
 【治療前】耳介と口囲
236_case8_03
尾根部と右大腿外側
236_case8_04

 

難易度★★★

  • シーズー、6歳齢、去勢雄
  • 病歴:幼少期より外耳炎を繰り返し、約3年前より頸部腹側や腹部、顔面に痒みを認め、マラセブシャンプーで週1回洗浄、悪化時にトリアムシノロン配合点耳薬を点耳するも、4ヶ月前(2月)より悪化、プレドニゾロンおよびセファレキシン(10日間)、腹部にはコルタバンス塗布(21日間)で痒みは改善するも休薬後に悪化、当科紹介受診となった。痒みは通年性、3ヶ月前より、2週間毎に過酸化ベンゾイルシャンプーで洗浄、食事は加水分解食に変更している。
  • 既往歴:特になし
【治療前】右耳
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左耳
236_case9_02
耳介、眼囲
236_case9_03
【治療前】頸部腹側、腹部
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尾根部、前肢尾側
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趾間
236_case9_06

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【第1弾】症例公開

難易度★

  • 柴犬、1歳齢、未去勢雄
  • 病歴: 1ヶ月前(6月末)より口囲や眼囲に痒みを認め、ステロイド含有外用薬を塗布、カラーを装着することで軽快するも、カラーを除去すると掻爬行動を認め、当科紹介受診となった。 3週間毎にトリミングルームで市販のシャンプーにて洗浄。食事は市販ドライフード。
【治療前】236_case3_01 【治療後】236_case3_01

 

難易度★★

  • ラブラドールレトリーバー、1歳齢、未去勢雄
  • 病歴:5ヶ月前(6月末)より体幹腹側や耳に痒みを認め、セファレキシンやプレドニゾロン、ステロイド含有外用薬で改善するも完治せず、当科紹介受診となった。 2%クロルヘキシジンシャンプーで1〜2週間毎に洗浄。食事は市販ドライフード。 既往歴:約半年前にストラバイト尿石症を認め、療法食にて完治した。
【治療前】
236_case2_01236_case2_01
【治療後】
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尚、両水平耳道には少量の耳垢を認めるのみであった。

 

難易度★★★

  • シーズー、11歳齢、避妊雌
  • 病歴:幼少期より痒みを認め近医受診。アトピー性皮膚炎と診断され、プレドニゾロン、プルラン結合組換えDerf2、加水分解食による食事療法、サリチル酸やフィトスフィンゴシン含有シャンプーによる洗浄を行うも、悪化と良化を繰り返し、約1年前よりオクラシチニブ(0.5mg/kg bid、その後sid)に変更、数ヶ月前より鱗屑や脂漏が増加、当科紹介受診となった。 痒みは通年性、鱗屑や脂漏は以前からあったが現在よりも軽度であった。 元気や食欲は問題なし。
【治療前】
236_case1_01236_case2_01
【治療後】
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尚、両耳道には黄色の大量の耳垢がみられ、水平耳道には紅斑および丘疹がみられた。

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動画配信あり

講師

大嶋 有里 先生

アジア獣医皮膚科 専門医

  • 2004年3月 日本獣医生命科学大学卒業
  • 2004年4月 かさなみ動物病院勤務
  • 2008年4月 ASC皮膚科勤務
  • 2011年12月 どうぶつの総合病院皮膚科主任として勤務
  • 2015年7月 アジア獣医皮膚科専門医取得
  • 2015年9月 犬と猫の皮膚科勤務

講師インタビュー

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-皮膚科専門医を選択した理由は?

ずばり、私にとっては、皮膚ほど興味深い臓器はないからです。皮膚は、心と身体、そして、環境という3つの影響を受け、それらを目に見える病変として表します。すなわち、皮膚が語るそれらの影響を、主に目で見て、更に触って、匂いをかいで、また、病理組織というミクロな視点から、探ることができるのです。そんな臓器は皮膚以外にはありません。皮膚科に完全に魅了された時には、まだ、専門医制度が完成しておりませんでしたが、どうせなるなら専門医に、ということで、皮膚科専門病院で下積みをして、待ちに待った甲斐もあり、皮膚科で最初にアジア初のレジデント制度が始まり、念願かなって専門医になりました。

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-今回のテーマ、犬の痒みに絞った理由は?

犬や猫の皮膚病は、その殆どが、治療により良好にコントロールされることを目標とする慢性疾患です。また、皮膚病は一見、簡単そうに見えますが、その見た目から診断に至るまでは、探偵や刑事にも似た証拠集めと理論に基づく推理、検査による裏付けが必要です。ですから、あの手この手をつくしてみたが、治らない、という現象に陥りやすいのです。これが今回のテーマですね。実際のところ、皮膚病が治らない理由には様々な原因があります。本講演では、一般診療の先生方が遭遇しがちな原因を提示すると共に、オクラシチニブが効かない時にどう考えるか?など、すぐにでも実践できるような解決方法をご紹介することにしました。全ての皮膚病というには時間が足りませんので、最も多い主訴である、犬の痒みに絞っています。

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-講演を通し、どんなことを伝えたいですか?

ベテラン獣医師、院長ともなると、診断や治療に関して、誰かが答え合わせをしてくれる訳ではなく、自ら、チェックするしかありません。そんな時は、微力ではございますが、専門医への紹介を検討して頂きたいですが、中々難しいこともあるかと思います。治らない時に診断や治療をどう修正するか、本講演が、そのヒントになれば幸いです。

 

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普段はこちらで問診を致します。飼い主さんの気持ちを和らげるため、目線に緑を置き、テーブルはあえて設置しておりません。
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現在は3名の獣医師で診療しております。左は院長の村山信雄先生、中央は大嶋有里先生、右はレジデントの森啓太先生
236_int_06 space space 犬と猫の皮膚科

〒135-0023
東京都江東区平野2丁目11-14 TANDEM平野ビル1F

TEL: 03-6458-5546  FAX: 03-6458-5548

公式ホームページはこちら

https://animal-skin.jp/

プログラム

10:00~16:00(途中、休憩・昼休みを含む)

  1. 痒みのある皮膚病が治らない時、どう考えるか?
    ・膿皮症が治らない!
    ・アトピー性皮膚炎が治らない!
  2. 外耳炎が治らない時、どう考えるか?
  3. 症例から学ぶ、よくある治らない原因
  4. 質疑応答

開催日時・会場

東京会場MAP

2019年10月13日(日)10:00~16:00

専売ビルホール

東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F

03-3451-4571

  • JR田町駅三田方面口 徒歩5分
  • 地下鉄三田駅慶應大学口 徒歩4分
福岡会場MAP

2019年11月17日(日)10:00~16:00

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分
大阪会場MAP

2019年12月15日(日)10:00~16:00

エコーペットビジネス総合学院

兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23

06-6483-4371

  • JR尼崎駅下車 徒歩1分

受講料

 会員獣医師 9,000円(前納料金)(税別・テキスト代含む)ご入会はこちら
 一般獣医師 27,000円(前納料金)(税別・テキスト代含む)
一般動物看護師 15,000円(税別・テキスト代含む)
  • 法人会員登録をされている施設の動物看護師は会員受講料に割引されます。
  • 学際小動物セミナー会員(個人会員・法人会員)の通常セミナー受講料は、前納に限り税別9,000円とさせていただきます。
  • 受付作業円滑化のため、事前振り込みのご協力をお願い申し上げます。
  • 当日のお支払の場合、受講料は税込10,000円とさせていただきます。
  • 参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
  • 昼食は各自にてお願い致します。

開催にあたって

治療により改善するも、完治しない皮膚病を見て、「新しい治療法が必要だ」と考えたことはないでしょうか。実際、一般的な治療法では解決しない場合もありますが、治らない原因は様々です。同じ薬やシャンプーでも用量や用法が不適切であったり、治療が弱過ぎていたり、合併症が存在していたり、そもそも診断が間違っていることもあります。また、飼い主様とのミスコミュニケーションで治療が上手くいかない場合もあります。こうした治らない症例に遭遇した場合は、まず、一歩下がって、自分の診断や治療を客観的に見つめ直すことが大事です。そして、時には、治療を全てやめてみたり、真逆の治療をする勇気も必要です。

本講演では、犬の痒みを主訴とした日常疾患として膿皮症、アトピー性皮膚炎、そして外耳炎について、それらが治らない場合に、何を考え、どう対処すべきかを一般臨床の先生方の立場に立って解説すると共に、実際の症例を基に、なぜ治らないのか?その原因を読み解いていきます。明日からの診療に役立つ内容満載でお届けしたいと思います。皆様のご参加、お待ちしております。

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