歯科・獣医セミナーの学際企画

No.571 歯科医院から発信する食生活指導~歯科医院は生活習慣病予防の最前線~

歯科医院から発信する食生活指導

~歯科医院は生活習慣病予防の最前線~

講師

幕内 秀夫  先生

フーズ&ヘルス研究所 代表

プロフィール

1953年茨城県生まれ。東京農業大学栄養学科卒業。
専門学校において栄養学を教えるが,欧米模倣の教育に疑問をもち退職。その後,日本列島を歩いての縦断や横断などを重ね,伝統食の研究を行なう。
現在,「フーズ&ヘルス研究所」代表。社員食堂の改革,プロスポーツ選手の個人指導,保育園・幼稚園の給食改革などを行なう。帯津三敬(おびつさんけい)病院において食事相談を行なう。

主な著書
  • 「はじめよう!歯科医院での食生活指導」 医歯薬出版
  • 「粗食のすすめ」 新潮文庫
  • 「じょうぶな子どもをつくる基本食」 講談社+α文庫
  • 「なぜ、子どもはピーマンが嫌いなのか?」西日本新聞社
  • 「変な給食」ブックマン

プログラム

10:00~16:00(途中、昼食休憩含む)

  1.  歯科医療への期待
  2.  今,食生活の何が問題か?
  3.  ヒトは何を食べる動物か?
  4.  大人と小児の食生活はちがう
  5.  食生活指導の実際
  6.  学校給食は生きた教材
  7.  質疑応答

開催日時・会場

東京会場

平成22年5月16日(日)

KFCビル 10階 会議室

東京都墨田区横網一丁目6番1号 国際ファッションセンタービル 10階

03-5610-5801

[地下鉄]

  • 都営地下鉄大江戸線「両国駅」A1出入口に直結。

[ J R ]

  • JR中央・総武線「両国駅」東口より徒歩約6分。
    東口改札より線路沿いを千葉方面へ向かい、突き当たり大通りを左折しガードをくぐり、約200m先左手25階建てビル。
  • JR中央・総武線「両国駅」西口より徒歩約7分。
    西口改札より両国国技館と江戸東京博物館の間の歩行者用通路に沿って、車止めのある十字路を右折。両国中学校と江戸東京博物館の間のレンガ道を進み大通りを左折し、約50m先左手25階建てビル

大阪会場

平成22年5月9日(日)

大阪府社会福祉会館

大阪市中央区谷町7丁目4番15号

06-6762-5681

  • 地下鉄谷町線 谷町6丁目駅下車4番出口(200m) 約5分
  • 地下鉄長堀鶴見緑地線 谷町6丁目駅下車4番出口(200m) 約5分
  • 近鉄大阪線 上本町駅下車 地下道で谷町9丁目駅2番出口へ

福岡会場

平成22年5月23日(日)

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

受講料

会員9,000円(テキスト代含む)
一般歯科医師35,000円(テキスト代含む)
一般衛生士15,000円(テキスト代含む)
  • 法人会員(学際デンタルセミナー会員)の場合、歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手の受講料は9,000円(税別)に割引されます。
  • 昼食は各自にてお願い致します。
  • 参加取り消しの場合は,開催8日前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を差し引いて返金いたします。それ以後のご返却はできません(代理出席可:会員の代理に会員以外が出席される場合は差額を申し受けます)。

開催にあたって

中高年だけではなく、小児メタボリックシンドローム。あるいは、若い女性の乳がんや子宮筋腫の増加など。あらゆる年代での生活習慣病が深刻な問題になっています。

その背景には、食生活の問題があることは常識になっています。そこから、「食育基本法」が制定されたのでしょう。しかし、一般の人が食生活に関心を持ったとしても、それを知る機会はほとんどないのが実情です。マスコミから流れてくる情報は、ほとんどが一つの食品に関するものばかりです。○○を食べればやせる、○○を食べればコレステロールが下がるといったものです。食生活に関心をもったがゆえに、益々わかりにくくなっています。

このような現状を考えたとき、小児期から継続通院する可能性の高い、歯科医院の役割は非常に大きくなっているように思います。

歯科医院ほど、「食育」に最適な場はないのではないでしょうか。しかし、現状の歯科医療における食事指導をみていると、口腔(歯や歯周組織)だけを対象と考え、全身(心)を忘れたものが多いような気がしてなりません。

今、食生活の何が問題であり、歯科医院は何を伝えなければならないのか? 具体的な提案をさせていただきたいと考えています。

※講師の所属は開催日時点のものです。