歯科・獣医セミナーの学際企画

No.590 歯周治療を入り口に、全身の健康拠点歯科クリニックへ 受療率の向上とプライマリーヘルスケアの実践

受療率の向上とプライマリーヘルスケアの実践

歯周組織と血管を守る食育・生活習慣指導と臨床栄養管理

歯科衛生士の方も是非勉強してください!!

講師

武内 博朗  先生

武内歯科医院 院長(神奈川県綾瀬市)
横浜市立大学医学部 分子生体防御学 非常勤講師
日本大学歯学部衛生学講座兼任講師
鶴見大学歯学部探索歯学講座 非常勤講師

プログラム

10:00~16:00(途中、昼食休憩含む)

1. 歯周病と予防歯科
  1. 歯周病を知ろう 病状・原因と成り立ち
  2. 歯周病の原因は歯周病細菌! 彼らは古い歯垢で増加する
  3. 専門的口腔ケアで、歯垢の(質)中身が変わる
  4. 軽度歯周病を正常に戻すために
2. 歯科疾患と代謝性疾患(メタボリック症候群)-歯周病と糖尿病-
  1. 歯周病と血管、循環器疾患
  2. 肥満と歯周病
  3. 歯周病と血管イベント
  4. 糖尿病の基礎
  5. 歯周病と糖尿病、各種代謝性疾患
3. 歯科より発信する生活習慣是正指導の実際
  1. 歯周病を生活習慣病改善のスタートとしよう
  2. う蝕・歯周病からアプローチする食生活指導
  3. 体型作りと基礎代謝
  4. 食事/運動/同化と異化
  5. 悪玉善玉 炭水化物と脂質のはなし
  6. 美しい体型作りと生活習慣の抗加齢 歯科医師が行う運動の処方
4. 歯科より発信する抗加齢医学のすすめ
  1. 歯科医療と関連した新しい抗加齢医学の領域
  2. 歯科臨床と関連深いサプリメント
5. 咀嚼機能と食育
  1. 食速度とインスリン/経口摂取と代替栄養

開催日時・会場

東京会場

平成23年6月5日(日)

交通ビル 地下会議室

東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1

財団法人 国鉄労働会館

03-3437-6733

  • JR:JR新橋駅をご利用の場合、烏森口側出口から徒歩6分。
    必ず烏森口に出てください。
  • 地下鉄:都営三田線御成門駅から徒歩4分

大阪会場

平成23年6月12日(日)

大阪科学技術センター

大阪市西区靭本町1-8-4

06-6443-5321

【大阪駅・新大阪駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分
  • 地下鉄四ッ橋線肥後橋駅下車、7番出口、南へ徒歩5分

【天王寺・難波駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分

福岡会場

平成23年6月26日(日)

天神クリスタルビル

福岡市中央区天神4-6-7

092-771-1730

  • 福岡市地下鉄空港線 天神駅 東1b出口 徒歩4分
  • 西鉄福岡(天神)駅 徒歩7分

受講料

会員9,000円(テキスト代含む)
一般歯科医師35,000円(テキスト代含む)
一般衛生士15,000円(テキスト代含む)
  • 法人会員(学際デンタルセミナー会員)の場合、歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手の受講料は9,000円(税別)に割引されます。
  • 昼食は各自にてお願い致します。
  • 参加取り消しの場合は,開催8日前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を差し引いて返金いたします。それ以後のご返却はできません(代理出席可:会員の代理に会員以外が出席される場合は差額を申し受けます)。

開催にあたって

一般に原因除去である歯周治療は、病気(マイナス)を通常の状態(ゼロ)に戻す治療と言えます。ここに、歯周組織を全身的視点からより健康に導いて行く内容を加味してはいかがでしょうか。

歯周組織(局所)がゼロからプラスに転じる過程は、実は全身の抗加齢や血管を守る生活習慣対策と一致していて、その効果が、美肌獲得や基礎代謝上昇などなど多義に亘って大いに期待できるのです。

現在、歯周病罹患者の推定人口は9,000万人とされ、大規模な数となっています。一方で、歯科診療所受診者数は、わずか130万人とされています。

軽度歯周病の受診がほとんど無い理由は、自覚症状が乏しいために、今後自分の身に降りかかる不幸なイベント(糖尿病、動脈硬化に代表される全身代謝性疾患と関連したリスク)を認識・イメージできないためと考えられます。

単に、そのために来院する機会を失っているのです。

臨床症状を伴わない歯周炎等をケアするならば、一日あたりの来院数は、単純計算では60倍、少なく見積もっても、一日15人診療している施設は、キャパシティを考慮して、80人程度を受け入れるべきであると考えられます。

さらにその診療業務の中に知識教育として、歯周病と血管疾患、代謝性疾患,咀嚼能力と血中の栄養状態、及び代謝性疾患と健康づくりに関する有益な医療情報教育を加えることも重要です。

歯科診療所の役割は、美しい歯並びの獲得、う蝕、歯周病の抑制、咀嚼機能の回復等に加え、「健康作りのために何をどのように食べるか」といった医学的な食育の知識の情報提供が加わって、さらに充実すると考えられます。

筆者らの診療所では、内科的歯周治療に加え生活習慣指導を実施しています。

歯周病対策と各種代謝性疾患と結びつく食速度・カロリー/栄養摂取などの生活習慣知識教育を合わせた綜合的な歯科医療体系を模索しています。

本講演では、
1)歯周病原性バイオフィルムの超短期的抑制法
2)歯科医療者が知っておきたい歯周病と糖尿病の関係の総まとめ
3)歯周病等の取り組みに抗加齢に関わる生活習慣改善プログラムの内容
4)リスク低減治療で受療率向上をはかる方略
を紹介します。歯科医療チームのスタッフ自身も科学的知識を習得して、美しく健康になってみませんか?