歯科・獣医セミナーの学際企画

No.D-27 予防歯科外来で患者増加を目指す 患者増加につながる 実践予防歯科の説明法とすすめ方ガイド 実習~ 抗加齢的生活習慣改善アドバイスと臨床栄養管理も含めて ~

実践予防歯科の説明法とすすめ方ガイド 実習

~ 抗加齢的生活習慣改善アドバイスと臨床栄養管理も含めて ~

実習で学んだことを実践に活かすためには,スタッフのサポートが肝要です。 是非ともスタッフ同伴でのご受講をおすすめします。

講師

武内 博朗 先生

神奈川県綾瀬市開業
横浜市立大学医学部 分子生体防御学 非常勤講師
日本大学松戸歯学部衛生学講座兼任講師
国立保健医療科学院 口腔保健部元客員研究員
鶴見大学歯学部探索歯学講座 非常勤講師

定員

各回とも 30 名限定

プログラム

※第1回(平成22年12月19日(日)開催)・第2回(平成23年1月23日(日)開催)の内容は同じです

講義
9:30~11:30歯周病の3DSによる急速消炎処置(超短期的歯周初期治療)のプロトコールと予防歯科外来の組み立て(講義編レビュー)

  1. 口腔バイオフィルムの特性 ~良いプラークと悪い歯垢(古い歯垢)
  2. Dental Drug Delivery System (3DS) う蝕の治療からリスク低減治療へ  3DSの細菌学的機序
  3. 予防における最右翼;歯周病治療における3DSの役割 ―薬剤を用いた微生物学的リスク低減治療―
    歯周疾患メインテナンスにおけるリスク低減療法, 歯周病関連菌除菌の実際, 結果とまとめ
  4. 歯科医療と関連した新しい抗加齢医学の領域
    う蝕と歯周病からアプローチする食生活指導,生活習慣是正と抗加齢,歯科における臨床栄養指導
    炎症性疾患としての歯周病,糖尿病と歯周病

実習
12:30~16:00患者増加につながる最強の予防歯科臨床手法

  1. ハンドクリーニングの目的と手順(動画による解説)
    位相差顕微鏡の臨床運用と説明法
  2. エアーフローとPMTC(動画による解説)
    一次~三次予防の概念
  3. TBIの動画 歯ブラシの選択、バイオフィルムの説明、テクニカルな教示
  4. 細菌検査キットの使用法と検査値解釈
  5. チェアサイドの患者さん説明用虎の巻ガイド
    コミュニケーションパネルを使って(ロールプレイ法)
    (1)マイクロカリエスの治療は次のような流れで行ないます
    (2)歯周病
    (3)良いプラーク・悪いプラーク
  6. 90秒以内で説明できるようになる,説明問題 実践課題Q1~Q11
    抗加齢・生活習慣改善アドバイスと臨床栄養管理(ロールプレイ法)
  7. 歯科衛生士の予防枠”の内容と組み立て 提示した基本を使って
    質疑応答形式
  8. 3ヶ月後に+(プラス)100枚のレセプト枚数を目標に頑張ろう

開催日時・会場

第1回:平成22年12月19日(日) 9:30~16:00

昭和女子大学 学園本部館3階 中会議室

東京都世田谷区太子堂1-7 【地図

  • 地下鉄:渋谷駅より東急田園都市線で2つ目「三軒茶屋駅」下車、徒歩8分
  • バス:渋谷駅南口バスターミナルより三軒茶屋方向、「昭和女子大学前」下車

第2回:平成23年1月23日(日) 9:30~16:00

東医健保会館 3階 会議室

東京都新宿区南元町4 【地図

03‐3353‐4311(代表)

  • JR総武線信濃町駅下車徒歩4分

受講料

  • 学際21世紀会会員のみ  38,000円 (実習費別途 10,000円)
  • 学際21世紀会会員+スタッフ1名  48,000円 (実習費別途 10,000円)
  • 一般歯科医師のみ  48,000円 (実習費別途 10,000円)
  • 一般歯科医師+スタッフ1名  58,000円 (実習費別途 10,000円)

※実習費には,患者説明に役立つコミュニケーションパネルが含まれます(一組に1セット)。

※同伴されるスタッフは2名まででお願いします。

※スタッフのみ参加の場合は,最初の一名様は歯科医師と同料金になります。ご了承下さい。

※本セミナーは受講者限定のため,参加取り消しの場合でも受講料のご返却はできませんことをご了解願います。
(代理出席可:会員歯科医師の代理に会員歯科医師以外が出席される場合は差額を申し受けます)。

※銀行振込の場合,領収書を発行しませんので必要の場合はご連絡ください。

※昼食は各自にてお願いいたします。

開催にあたって

近年、予防歯科の重要性が臨床的に、そして医療管理や経営的な面からも強調されています。

“予防”の位置付けは不動の感があります。

しかし、PMTCや唾液検査など個々のハードの部分をいくら研修してみても、どのように予防歯科を受診させるのか?

さらに日常の修復・補綴処置など連続した臨床の中で、どのように予防的処置を提示し説明するのか?といったソフトの部分が不明瞭であり、そのために歯科医師側が望む、「疾患リスクの低減/予防の推奨」と「増患対策」の2つがうまく回転できないでいる状態になりがちです。

そこで本セミナーは、予防歯科が実践的に立ち上がる行程の研修を企画意図としました。

内容は、症状のない人をどのように予防歯科目的で来院していただき、実際にどのような処置を、どのくらいの頻度で実施したらよいのかなどの運用について、説明内容、説明/提示の方法を含めたソフトの研修を中心とします。

歯科クリニックの受診率を上げる事が本ゼミの使命です。

閉塞感のある歯科外来を、さらに明るく活気ある、そしてやりがいのある分野へのシフトが可能となれば幸いです。

※講師の所属は開催日時点のものです。