歯科・獣医セミナーの学際企画

No.672 歯科医院で実践する 栄養指導・保健指導の実際

歯科医院で実践する 栄養指導・保健指導の実際

講師

花田 信弘 先生

鶴見大学歯学部 探索歯学講座 教授

プログラム

10:00~16:00(昼休憩・コーヒーブレイク含む)

  1. 生活習慣病の原因は、現代の食事にある
  2. う蝕・歯周病を発症させない食事
  3. う蝕・歯周病を発症させる食事
  4. 歯の喪失と腸内細菌叢を育てる食事の関係
  5. 生活習慣病の根本原因は慢性炎症である
  6. 慢性炎症はなぜ生活習慣病を発症させるのか
  7. 歯原性菌血症が引き起こす慢性炎症
  8. 歯科医院で実践するライフコース・ヘルスケアの重要性
  9. 鶴見大学歯学部附属病院3DS除菌外来の保健指導
  10. 地域包括ケアシステムにおける栄養指導・保健指導

質疑応答

開催日時・会場

大阪会場

平成29年9月24日(日)10:00~16:00

大阪科学技術センター

大阪市西区靭本町1-8-4

06-6443-5321

【大阪駅・新大阪駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分
  • 地下鉄四ッ橋線肥後橋駅下車、7番出口、南へ徒歩5分

【天王寺・難波駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分

東京会場

平成29年10月8日(日)10:00~16:00

交通ビル 地下会議室

東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1

財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733

  • JR:JR新橋駅をご利用の場合、烏森口側出口から徒歩6分。
    必ず烏森口に出てください。
  • 地下鉄:都営三田線御成門駅から徒歩4分

福岡会場

平成29年10月29日(日)10:00~16:00

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

受講料

学際デンタルセミナー会員9,000円(税別)(テキスト代含む)
一般歯科医師35,000円(税別)(テキスト代含む)
歯科衛生士・歯科助手15,000円(税別)(テキスト代含む)
  • 法人会員(学際デンタルセミナー会員)所属の歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手等の受講料は会員料金(9,000+税)が適用されます。
  • 参加取り消しの場合は,開催8日前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を差し引いて返金いたします。それ以後のご返却はできません(代理出席可:会員の代理に会員以外が出席される場合は差額を申し受けます)。

開催にあたって

 2000年に厚生労働省は、生活習慣病をはじめて明確に定義した(健康日本21)。「生活習慣病とは、栄養、運動、休養、喫煙、飲酒、歯磨きなどの生活習慣が発症に関与する疾患群」なのである。したがって、歯・口腔の健康を含む6要因を胎児の時から亡くなるまでライフコースで管理することが生活習慣病の根本療法(原因除去療法)である。歯の健康を含む6要因の管理は、歯科医院で行うことが望ましい。なぜなら、歯科医院以外では歯・口腔の健康に関する予防と治療の本格的なサービスが提供できないからである。また、胎児の時から亡くなるまでのライフコースでの管理も歯科医院以外では困難である。
 ハーバード大学の人類学者リーバーマン教授は、う蝕をはじめとする生活習慣病の原因は、現代の食事にあると考えている(『人体600万年史:科学が明かす進化・健康・疾病』早川書房)。本講演では、リーバーマン教授の学説に基づき1)う蝕・歯周病の原因となるバイオフィルムの形成と現代食の関係を解説する。2)バイオフィルム感染症の代表疾患であるう蝕・歯周病を発症させない食事(旧石器時代食;パレオダイエット)と発症させる食事(糖類・糖質過剰食)について解説する。3)生活習慣病の根本原因が慢性炎症であることから、慢性炎症と食事の関係について解説する。4)歯の喪失と栄養摂取の関係についてのエビデンスを示し、その対策を考える。

※講師の所属は開催日時点のものです。