歯科・獣医セミナーの学際企画

No.MS79 〜新たな武器を手に入れよう〜 膝関節・股関節・末梢神経の運動器エコー

膝関節・股関節・末梢神経の運動器エコー

講師

本阿彌 宗紀 先生

東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター 整形外科 特任助教

  • 2008年 麻布大学獣医学部獣医学科卒業 外科学第二研究室
  • 2012年 東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程修了、博士号(獣医学)取得  東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 特任研究員
  • 2013年 東京大学大学院農学生命科学研究科附属動物医療センター 特任研究員
  • 2014年 同 特任助教 現在に至る

チタン製インプラント開発,骨再生,関節外科学,運動器超音波に関する研究、および小動物整形外科学の教育に従事

著書
「整形外科疾患に対する系統的検査STEPS 犬の跛行診断」(共著、インターズー、2016年)
「犬の運動器超音波検査 エコーで診るためのFirst step!」 (単著、インターズー、2017年)

定員

18名(各会場)

プログラム

10:00~16:00(途中、休憩・昼休みを含む)

座学

後肢の運動器エコーテクニック

  • プローブの基本操作法
  • エコーを見るために必要な機材
  • 正常像と異常像の比較
実習

膝関節の観察

  • 前十字靭帯、内側半月、大腿骨滑車の描出法
  • 関節液増量モデルの作成と観察
  • 前十字靭帯断裂モデルの作成と観察

股関節の観察

  • 大腿骨頭、関節包の観察

末梢神経の観察

  • 坐骨神経、大腿神経の描出法
  • 神経ブロック

開催日時・会場

福岡会場

福岡開催は中止となりました

大阪会場

2020年8月9日(日)10:00~16:00

※6月14日より変更になりました。

エコーペットビジネス総合学院

兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23

06-6483-4371

  • JR尼崎駅下車 徒歩1分

東京会場

2020年7月5日(日)10:00~16:00

学校法人 立志舎 日本動物21専門学校

〒130-0013 東京都墨田区錦糸1丁目11-10

03-3626-7771

  • JR錦糸町駅北口より徒歩約5分
  • 地下鉄半蔵門線錦糸町駅3番出口より徒歩約5分

受講料

◆受講料・前納制(テキスト代・昼食代含む・税別)

※ 本実習は最小催行人数10名に満たない場合中止となります。
※ 参加希望の方はお早めにお申し込みください。定員に達し次第、締切となります。

会員獣医師: 45,000円+実習材料費15,000円
一般獣医師: 75,000円+実習材料費15,000円

  • 参加取り消しの場合は、開催3週間前迄にご連絡頂ければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します (上記以後のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を承ります)。
  • 銀行振込の場合、その控えが領収証の代わりとなりますので基本的には弊社より領収書を発行致しませんが、必要な場合はご連絡下さい。

開催にあたって

人整形外科分野では運動器を評価するための超音波診断技術が確立されており、多くの病院で、診察室に超音波装置が設置されています。一方で、小動物整形外科分野では、最近注目されてきてはいるものの、まだまだ実践している病院は少ないのが現状です。
運動器エコー検査は、無麻酔・無侵襲でほとんど全ての運動器を描出することが可能であり、運動器がどのように動いているかをリアルタイムで詳細に観察できることから、小動物の跛行診断には欠かせない存在となっています。さらに言えば、CT、MRI、関節鏡検査に全身麻酔や高額な検査費用が必要となる小動物整形外科分野にこそ、運動器エコー検査が重要であり、大学病院や二次診療施設よりもむしろ、一次診療施設において習得すべき検査法と言えます。
そこで今回は、食用ウサギを用いた運動器エコー検査のハンズオンセミナーを企画いたしました。食用ウサギとは言え、我々が日々診療しているトイ犬種とほぼ同じ体格であり、解剖学的にも非常に良く似ていることから、非常に実戦に近い状況で検査手技を習得していただけます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

※講師の所属は開催日時点のものです。