歯科・獣医セミナーの学際企画

No.MS43 犬の軟組織付脊柱モデルで椎間板ヘルニアの治療に必要な外科手術をマスターしよう!!

犬の軟組織付脊柱モデルで椎間板ヘルニアの治療に必要な外科手術をマスターしよう!!

講師

枝村 一弥 先生

日本大学獣医外科学研究室 専任講師

他、インストラクター 数名

協力 オサダメディカル株式会社

定員

東京:定員 48 名 大阪:定員 48 名

定員制(申込受付順・会員優先) ※参加には、事前登録が必要です。

プログラム

実習のポイント

  • 片側椎弓切除術および背側椎弓切除術の適応や手順を理解する。
  • ラウンドバーを用いた方法とロンジュールを用いた方法の両術式を体験し、各々の方法を比較する。
  • アドバンスとして、小範囲片側椎弓切除術、椎体切除術、造窓術といった手術を習得し、治療の選択の幅を広げる。
10:00~16:00 (途中、休憩・昼休みを含む)

講義

  • 椎間板ヘルニアの診断手順
  • 術式の選択とアプローチ
  • 椎間板ヘルニアの診断および治療に関する最新知見

実習実習ガイダンス(各手術のポイントについて)

  • アプローチ(位置決め、皮膚切開、組織の展開のコツ)
  • ラウンドバーを用いた片側椎弓切除術
  • ロンジュールを用いた片側椎弓切除術
  • 背側椎弓切除術
  • 小範囲片側椎弓切除術(ミニへミラミネクトミー)
  • 椎体切除術(コルペクトミー)
  • 造窓術(フェネストレーション)
  • 頚部椎間板ヘルニアに対する手術(腹側減圧術)のデモストレーション

質疑応答 

開催日時・会場

東京会場

平成27年 3月15日(日)10:00~16:00

駐健保会館

東京都港区芝3-41-8

03-3452-3461

  • JR山手線・京浜東北線「田町駅」三田口(西口)より 徒歩10分
  • 都営地下鉄三田 線・浅草線「三田駅」A10出口(日本電気口)より徒歩5分

大阪会場

平成27年 3月29日(日)10:00~16:00

エコーペットビジネス総合学院

兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23

06-6483-4371(代)

  • JR尼崎駅下車 徒歩1分

受講料

会員獣医師49,000円+実習材料費15,000 円
一般獣医師65,000円+実習材料費15,000 円
  • 参加取り消しの場合は、開催2週間前迄にご連絡頂ければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します(上記以後のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を承ります)。
  • 銀行振込の場合、領収書を発行致しませんので必要な場合はご連絡下さい。
  • 参加希望の方はお早めにお申し込みください。定員に達し次第、締切となります。
  • 全会場ともに、参加申込者には会場案内図と持参品リストをご案内申し上げます。
  • 昼食は各自にてお願い致します。

開催にあたって

日常の臨床現場で最も診療する機会が多い神経疾患は、椎間板ヘルニアです。そのような背景と近年のMRI検査の普及から、椎間板ヘルニアを診断する機会は決して少なくはありません。特に、本邦では、トイ・プードル、ミニチュア・ダックスフンド、フレンチ・ブルドッグといった好発犬種が依然として人気があるため、しばらくはこの傾向が続くことが予想されます。したがって、臨床獣医師にとって、椎間板ヘルニアの診断と治療に関する最新知見を習得することはきわめて重要です。椎間板ヘルニアの保存療法は、いずれの施設でも行うことができますが、残念なことに外科手術が行える施設は限られています。そのような背景から、ひとつでも多くの施設で椎間板ヘルニアの外科療法が行えるように、今回の実習を企画しました。今回の実習では、特に胸腰部の椎間板ヘルニアの手術に関する手術を中心にその要点を解説していきたいと思います。
本実習では、犬の軟組織付脊柱モデルを用いて実際に片側椎弓切除術および背側椎弓切除術を小グループで体験していただきます。さらにアドバンスとして、小範囲片側椎弓切除術、椎体切除術、造窓術といった手術についても学んで頂きたいと思います。本実習の最後には、頚部椎間板ヘルニアに対する腹側減圧術についてのデモンストレーションも行う予定です。
本実習は、これから椎間板ヘルニアの手術に挑みたい先生にとって、有意義な体験となることは間違いありません。自分の手で手術を学習できる数少ない機会ですので、是非とも参加して頂きたいと思います。

※講師の所属は開催日時点のものです。