歯科・獣医セミナーの学際企画

No.D-40 提唱する4つのツール:GPができる矯正、新しい補綴学、歯科医療-経営哲学、健康志向型診療 第1期 GPのための矯正診療カレッジ 包括的歯科診療をめざす 実践講義&実習

第1期 GPのための矯正診療カレッジ

包括的歯科診療をめざす 実践講義&実習

講師

金谷 昌幸 先生

かなたにデンタルクリニック 院長(京都府向日市) ※2013年5月大阪より当地に移転

略歴
  • 平成7年3月 松本歯科大学 卒業
  • 平成7年4月 同校 口腔病理学教室 助手
  • その後、医療法人 川村会 梅田診療所にて勤務、川村泰雄先生に師事し、Panky Philosophyを学ぶ。
  • 米国 コロンビア大学 Post-graduate Course短期留学 マイアミにあるPANKY INSUTITUTEにて研修。
  • 大阪大学名誉教授 丸山剛朗先生に師事し、かみ合わせと全身の健康、及び咀嚼運動について学ぶ。
  • ハーバード大学客員教授 宮島邦彰先生に師事し、TIP-EDGE TECHNIQUE(矯正学)を学ぶ。この間(大阪マスターコースを主催)。 また、オーストラリア シドニー大学矯正科にて、Dr. 宮島のアソシエートドクターとして、講師として参加。
  • 米国 San Gabriel市にて開業中のDr. Chennに師事し、小児矯正について学ぶ。

所属団体 日本咬合学会会員
TIP-edge研究会会員
唇顎口蓋裂学会会員
京都大学医学部 形成外科学教室 研究生(唇顎口蓋裂チームにて研究、矯正治療を担当予定)

定員

16名

プログラム

第1回 2013年6月23日(日)

【テーマ】歯科医療-経営哲学概論:コースオリエンテーション

【コースマスター】金谷 昌幸

このコースの趣旨を、コースに参加される先生方とミーティング形式でご説明いたします。

ご自身のクリニックでの問題点を明らかにし、現在の歯科医療の状況等も分析しながら、対話を重視し進めてまいりたいと思います。

それぞれの先生方一人一人のご自覚と、あるべき姿を考える機会と致したいと思います。普段話しにくい悩みなどもお気軽にご相談いただければ幸いです。

午前
(1)歯科医療哲学について
(2)歯科医療の現状と今後の動向

午後
(1)咬合器などセミナーで使用する機器の取扱説明

第2回 2013年7月28日(日)

【テーマ】 GPでもできる歯科矯正学のすすめ1
  • 矯正治療をはじめるにあたって

午前 (1)診療体系の組み方、効率的な診療体系を組むには、料金体系の設定の仕方
午後 (2)必要な機材の揃え方、情報の収集、参考書籍、その他各種パンフレット類の作成

第3回 2013年8月25日(日)

【テーマ】 GPでもできる歯科矯正学のすすめ2
  • 混合歯列における小児矯正と早期治療の重要性
  1. 顎顔面の成長発育
  2. 診断の仕方
  3. 各種装置とその使用法

※この回より、講義終了後個別の症例相談があればお受けします。

第4回 2013年9月29日(日)

【テーマ】 反対咬合を短期間で骨格的に改善する治療
  • 【ゲスト講師】 Dr. Jenny Chenn(米国)
  1. RME(急速拡大装置)による21日~24日で反対咬合を治す方法
  2. ビムラー装置のメカニクスとその応用

第5回 2013年10月27日(日)

【テーマ】 (実習) TIP-EDGEシステムを使用した矯正の実践1
  1. TIP-EDGE BRACKETの優位性
    (他のブラケットとの比較、ブラケットの変遷並びにその歴史的背景)
  2. ブラケットの貼り方
  3. バンド装着とセメンティングの仕方
  4. リンガルアーチの真の活用方法
  5. エラスティックゴムの選定とかけ方

第6回 2013年11月24日(日)

【テーマ】 (実習) TIP-EDGEシステムを使用した矯正の実践2
  1. セファロ分析と模型診断
  2. TAD(ミニインプラントを使用した矯正)の使用方法とスピード矯正
  3. アクアシステムについて

第7回 2013年12月22日(日)
第8回 2014年1月26日(日)
第9回 2014年2月23日(日)

【テーマ】 (実習あり) 補綴編(歯科技工士同伴に最適)
  1. 咬合学の変遷と現在における顎位の概念
  2. 限界運動と咀嚼運動
  3. 従来の概念にない真の咬合調整法
  4. 全身と咬合との関係
  5. 担当技工士との連携方法(担当技工士の同伴可)
  6. トリートプランニングの立案の仕方、コンサルテーション、費用の算定、チャージの仕方及び回収方法等について

第10回 2014年3月23日(日)
第11回 2014年4月27日(日)

【テーマ】 (実習あり) 健康志向型の診療とは:分子整合栄養医学の実践

(歯科衛生士同伴に最適)

  • ゲスト講師あり
  1. 安全に歯科治療を行うために必要な基礎知識
  2. 全く新しい概念に基づいた歯科医院で行う新しい予防指導
  3. 付随として歯科医療関係者が行う栄養指導とその実践
  4. 分子整合栄養医学を用いた歯科治療の応用

 第12回 2014年5月25日(日)

【テーマ】 コースの総括、討論、質疑応答、最新の情報

コース受講者全員による自院での取り組みの変化、感想、及びケースプレゼンテーション、質疑応答、最新情報

開催日時・会場

第1回 2013年 6月 23日 (日)
第2回 2013年 7月 28日 (日)
第3回 2013年 8月 25日 (日)
第4回 2013年 9月 29日 (日)
第5回 2013年 10月 27日 (日)
第6回 2013年 11月 24日 (日)
第7回 2013年 12月 22日 (日)
第8回 2014年 1月 26日 (日)
第9回 2014年 2月 23日 (日)
第10回 2014年 3月 23日 (日)
第11回 2014年 4月 27日 (日)
第12回 2014年 5月 25日 (日)

各回とも10:00~16:00

※会場が変更になりました。

かなたにデンタルクリニック

京都府日向市森本町天神森4-14

075-935-3158

※受講者には詳しい会場案内図をご送付いたします。

受講料

  • 学際デンタルセミナー会員 640,000円
    (別途、実習機器・材料・テキスト等、220,000円)
  • 一般歯科医師 680,000円
    (別途、実習機器・材料・テキスト等、220,000円)

※回によっては歯科技工士・歯科衛生士を伴って参加されることも可能です(参加料:10,000円+消費税)。

お問い合わせの上、ご同伴ください。

お支払い方法

  • 一括払い・6回の分割払い(金利・手数料はなし)
  • 初回のお支払いは,開催日の3週間前までにお願いします。

分割払い

  • 受講区分 初回支払い額 2回目以降支払い額
  • 会員 260,000円+消費税 (120,000円+消費税)×5回
  • 一般 300,000円+消費税 (120,000円+消費税)×5回上記お支払額には実習機器・材料・テキスト等が含まれています。

開催にあたって

今日の歯科医療を取り巻く状況は大変厳しい問題を含んでいます。

それは、患者、医院側双方にとって、経済的な側面から見ても、患者の口腔内状況においてもそうでしょう。例えば現在の保険制度上の問題と不良補綴物の増加、補綴学にのみ頼り切った診療の限界やあまたある治療理論に患者もDRも振り回されているのが現状だと思います。

これらのことは、決して患者の幸福さらには、我々歯科医療従事者にとっても、幸福に繋がるものとは決して言える状況ではないと思います。

また、従来のありきたりなコース内容では、実際の臨床とは、あまりにもかけ離れたものが多く、自院にそれを導入するには困難な場合が多いように見受けられます。

私もそうでありましたが、現在の歯科大学の教育では不十分であり、特に昨今の患者のニーズを満たす結果を得ることは非常に難しいのが、現状だと感じていました。

今回のコースの趣旨はどのようにしたら、「歯科医師として豊かな人生を送ることができるか」、「自院の発展をはかれるか」と「スタッフが生き生きと自分たちの仕事に誇りを持ちてるか」、さらに、「患者さんに信頼され、喜ばれる診療を実践できるか」を中心に置いたコースとしたいと考えております。

そのためのツールとして、

  1. GPでもできる基礎からの矯正編(混合歯列期および、Tip-edge システムを使用した矯正)
  2. 新しい補綴学編(顎位、咀嚼運動、よく噛めるとは?、技工サイドとの連携等)
  3. 歯科医療-経営哲学
  4. 健康志向型の診療とは(分子整合栄養医学の実践)

の4つのカテゴリーに分けて講義と実習をまじえたコースを行なっていきたいと思っております。

そしてその都度、世界の最新の情報を随時付け加えてお教えしていきたいと思います。

(インプラントについては私自身しない方針ですので、このコースでは取り扱いません)

※講師の所属は開催日時点のものです。