歯科・獣医セミナーの学際企画

No.628 包括治療の永続性を高める エンド・ペリオから咬合まで

包括治療の永続性を高める エンド・ペリオから咬合まで

講師

吉川 宏一 先生

吉川デンタルクリニック 院長(京都市)

所属学会

日本歯内療法学会/日本口腔インプラント学会/AAP/S.J.C.D

資格

JIADSエンドコース常任講師/日本顎咬合学会指導医/O.J Active Member
日本臨床歯周病学会指導医/日本審美歯科協会認定医

プログラム

福岡・大阪開催 10:00~16:00(途中、昼食休憩含む)

東京開催 10:30~16:30(途中、昼食休憩含む)

Longevity
  • 永続性のある治療のために臨床家がすべきこと
Endodontics
  • アクセスの困難な難症例におけるアプローチの仕方
    (狭窄根管・彎曲根管・樋状根・分岐側枝)
  • 側枝も含めて確実に根管に填塞できる根充法
    (ULTRAFIL Gutta-percha Injection System)
Periodontology
  • 予知性のある歯周治療のための歯周外科処置
    (Apically Positioned Flap・Free Gingival Graft)
  • エンドペリオ合併症
Dental Implants
  • GBR、CTG
Occlusion
  • 永続性のための咬合の与え方
  • CBCTによる顎関節顆頭位の診断
Team Approach
  • 歯科衛生士、歯科助手、受付、歯科技工士、コーディネーター
  • コーディネーターによるコンサルテーションの実際
質疑応答

開催日時・会場

大阪会場

平成26年4月6日(日) 10:00~16:00

大阪産業創造館

大阪府大阪市中央区本町1-4-5

06-6264-9800(代)

  • 大阪市営地下鉄中央線・堺筋線「堺筋本町駅」下車 徒歩約5分

福岡会場

平成26年5月11日(日) 10:00~16:00

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

東京会場

平成26年5月18日(日) 10:30~16:30

※東京のみこの時間帯となります。

専売ビルホール

東京都港区芝5丁目26番30号

03-3798-4186

  • JR田町駅 三田方面徒歩5分
  • 地下鉄三田駅 慶応大学口徒歩4分

受講料

会員9,000円(テキスト代含む)
一般歯科医師35,000円(テキスト代含む)
一般衛生士15,000円(テキスト代含む)
  • 法人会員(学際デンタルセミナー会員)の場合、歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手の受講料は9,000円(税別)に割引されます。
  • 昼食は各自にてお願い致します。
  • 参加取り消しの場合は,開催8日前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を差し引いて返金いたします。それ以後のご返却はできません(代理出席可:会員の代理に会員以外が出席される場合は差額を申し受けます)。

開催にあたって

歯科大学を1980年に卒業後、臨床に携わってきて、早いものでもう34年になる。卒業後、臨床で様々な症例に接するたびに歯科臨床の深さと広さを知り、己の経験の無さを痛感した。そして少しでもその穴を埋めるべく多くの学術講演会やセミナーに参加した。そこで熱い思いを持った多くの臨床家に出会うことが出来た。

講演会で、たくさんの事をその先生方から教えて頂いたが、私がその中で一番聴きたいと求めていたのは「永続性」である。日常臨床の経験の中には、残念ながら再治療が必要になったり、抜歯になったりする歯牙がある。臨床家としてそのような歯が1本も出ないようにする事が理想であり、まさにそれが「永続性」のある治療の実践になる。

今回は、この「永続性」について私の考え方と、そのために臨床で実践している事をお話し、臨床家にとって永遠のテーマである「永続性」について皆さんとご一緒に改めて考えて行きたいと思っている。

臨床を実践する時、永続性のために私が大切にしているのは、まず基本を大切にひとつひとつの治療を丁寧にやっていくことである。口腔内の疾病であるエンド病変とペリオ病変に対して、先ず原因除去を徹底する所からスタートし、患者さんの口腔内で失われた健康を、ひとつひとつ取り戻していく。そのことで、難治性と思われる症例も治癒に向かってくれる。そして疾病治療が出来れば、次には失われた咬合を正確に適切に与えていく。そうすれば治療結果は必ず永続性に繋がり長期的に良好な結果が得られると確信している。

※講師の所属は開催日時点のものです。