歯科・獣医セミナーの学際企画

No.PL722 正確で効率的な予診鑑別診断フロー

歯科セミナー|礪波健一先生 「正確で効率的な予診鑑別診断フロー」

〜専門医20年の視点〜

正確で効率的な予診鑑別診断フロー

講師

礪波 健一 先生

東京医科歯科大学病院 歯科総合診療科 講師

【略歴】

  • 1994年3月   東京医科歯科大学歯学部卒業
  • 1998年3月   東京医科歯科大学大学院歯学研究科博士課程修了
  • 1998年4月  東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科総合診療部 医員
  • 2001年5月  東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科総合診療部 助教
  • 2002年10月-2003年9月 スウェーデンマルメ大学 文部科学省在外研究員
  • 2012年4月  東京医科歯科大学歯学部附属病院歯科総合診療部 講師
  • 現在に至る

【歯学博士】

  • 日本総合歯科学会 代議員
  • 日本口腔診断学会 代議員
  • 日本医学教育学会 代議員
  • 日本歯科医学教育学会 代議員
  • ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医
  • ジャパンオーラルヘルス学会 歯科ドック認定医
  • 公認心理師

プログラム

  1. 見逃しケースあるある ●実際の症例より
  2. 見逃しケースの分析 ●行動科学的見地から
  3. 戦略的医療面接
  4. 総合歯科鑑別診断フロー

収録日

2022年2月23日(会場開催はなし)

収録時間

3:39:31

プレイバック受講料

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
ウェブ会員12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら
※視聴期間:2024.1/1〜12/31まで
※テキストは付属しません

開催にあたって

 東京医科歯科大学病院には、毎日1,000人以上の患者さんが来院しますが、これも全国の歯科診療所の先生方に患者紹介等の連携協力いただいているおかげと深く感謝申し上げます。諸先生方は、大学病院としての高度な医療水準を期待して本院にご紹介いただいていると思うのですが、当院で診察した結果、専門性が高くなく歯科GPでも十分対応できると判断されるケースが、実は少なからず存在します。
 その場合は、紹介元の先生に患者さんをお返しますが、「Covid-19拡大下、意を決してせっかく遠方から来院にしたのに、なにもせずに戻されるの?」と不満をおっしゃる方もいます。「患者さんからの信頼を損なわないためにも、鑑別診断はぬかりなく行いたいところです。そこで必要なのが総合的・分野横断的な歯科診断です。ただ、この情報はこれまであまり明かされてきませんでした」。
 私は本院にて20年間、病院の歯科入り口である歯科総合診療科で、初診患者の初期診断と専門の診療科の振り分けを担当していますが、そうした医療水準の誤解にはパターンがあることが見えてきました。本講演では、そのいくつかのパターンの実例を紹介するとともに、鑑別診断のポイント、効率的な情報収集および歯科鑑別診断を行うフローを紹介します。先生方の日頃の診療にお役に立ていただけましたら幸いと存じ上げます。

※講師の所属は開催日時点のものです。