2018年10月28日
医療法人社団 瑞芳会 中村歯科医院 理事長
【所属学会】
【資格】
10:00~16:00(昼休憩含む)
2022年8月28日
4:22:57
法人・個人会員 | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
ウェブ会員 | 12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら |
一般歯科医師 | 38,500円(税込35,000円) |
歯科治療は、知識だけで治療ができるものではなく、技術だけで生体の長期安定が得られるものではありません。
まして、経験や勘だけで行うものではなく、的確な診断と適切な治療計画のもとに行わなければ、治療結果が不確実なものとなってしまいます。
現在日本は、平均寿命男性81.64歳、女性87.74歳でともに過去最高であり「人生100年時代」は決して大袈裟ではなく長寿を手に入れた代わりに、考えておかなければならない課題も増えてきております。歯科治療介入の際には、治療後に残るリスクを可及的少なくすることを目的とし、治療後をいかに安定した状態を保てるようにするかでありそのためには、治療開始前から病態を把握しておかなければなりません。
歯科治療をはじめる際に重要なことは、「どう治すか」ではなく「なぜ壊れたか」であり、初診時の患者の状態を知る必要があります。
そのために、必要な資料を収集し『どこに問題があるのか』そして『その問題点を解決するためには何に気をつけなければならないのか』をしっかり考えることが歯科治療の第一歩であります。
今回、欠損歯列の診断と設計の立案について症例を交えて提示したいと思います。