No.PL737　治らない・終わらないループから抜け出すエンド治療の成功法則

治らない・終わらないループから抜け出すエンド治療の成功法則

～よくある誤解や勘違い～

講師

吉岡 隆知 先生

東京都千代田区開業
吉岡デンタルオフィス 院長
東京医科歯科大学 臨床教授

日本歯科保存学会　専門医・認定医
日本歯内療法学会　専門医
Zeiss公認インストラクター
医療法人社団白群会理事長
株式会社Toppy代表
歯内療法症例検討会代表

【略歴】

• 1991年 東京医科歯科大学歯学部卒業
• 1996年 東京医科歯科大学大学院修了　博士(歯学)
• 1996年 東京医科歯科大学歯学部附属病院医員
• 1997～2000年
• 日本学術振興会特別研究員
• 2000年 東京医科歯科大学助手
• 2007年 東京医科歯科大学助教
• 2010年 東京都千代田区開業　吉岡デンタルオフィス
• 東京医科歯科大学非常勤講師
• 2020年 東京医科歯科大学臨床教授

【開催イベント】
歯内療法症例検討会　年2回(3月、9月)
歯内療法症例検討会オンラインサロン
YDOセミナー　全8回コース

プログラム

1. ラバーダムを日常使用するために
2. デンタルはここまで読む
3. CBCTでわかること
4. 根管治療・最大の成功ポイント・髄腔開拡
5. 再根管治療でのガッタパーチャはなぜ除去が難しいのか
6. 根管貼薬はどうなった？
7. NiTiファイルは必要か？
8. MTAの選び方、使い方
9. 瘻孔が消えない理由
10. 痛みが取れない理由
11. 急患をどうする？
12. 効率よく治療するために必要な器材

収録日

2023年3月12日（日）

収録時間

4:24:38

プレイバック受講料

開催にあたって

　エンドはどの歯科医師も苦手にしていて、術式も十人十色といえるほど様々な方法が提唱されています。近年は欧米でのエンド教育の紹介がこれまでにもまして盛んで、ますます一般開業医の混乱には拍車がかかっている現状といえます。エビデンスベースといっても限られた条件の中での研究結果が直ちに皆さんの臨床に結びつくわけでもありません。そういう論文の結果を根拠に新規の器材が推奨され、術式が規定されています。本当にそれで良いのでしょうか。
　本セミナーでは、玉石混淆の情報の中から最も日本の実情に合った方法を選択し、紹介してみたいと思います。日頃の何気ない行為でもちょっとこうすればこんなに簡単になる、とか、ここに気がつけば事態が好転する、というポイントを共有しましょう。技術的な点を解決して治療回数の減少を目指します。しかし、これだけで全てのエンドに対処できるわけではありません。専門医が対応しなければならないような症例もあります。逆根管治療が必要な症例、石灰化した根管、極端に湾曲した根管、痛みがとれない症例などエンドが対応しなければならない症例は広範囲に渡ります。その見極めも解説する予定です。古い常識を捨て、治らない・終わらないループから抜け出す新しいエンドの世界へ一歩、踏み出しましょう。