クオーツデンタルクリニック 院長
東京医科歯科大学 名誉教授
【講師略歴】
1980年 東京医科歯科大学卒業
1984年 同大学院修了(歯学博士)
同助手(歯科保存学第一講座)
1987年 米国ジョージア医科大学留学
1994年 奥羽大学教授
1995年 東京医科歯科大学教授
同歯学部長、副学長・理事を歴任
2021年 同定年退職、名誉教授の称号授与
徳真会クオーツデンタルクリニック
2022年 日本歯科医学会会長賞授賞
現在 朝日大学、奥羽大学、昭和大学にて非常勤講師
Indonesia 大学非常勤教授
【主な著書、業績】
2023年3月26日(日)
3:54:33
法人・個人会員 | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
ウェブ会員 | 12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら |
ホワイトニングで知覚過敏が起きる、コーヒー・紅茶を飲んではいけない、歯が弱くなる、高齢者の歯には効果がないなど、その真偽の再検討が必要な内容も含めてネガティブな情報が強調されて、ホワイトニングを躊躇する患者さんは多いようです。一方では、ホワイトニングによって口腔内の細菌が減少するといったポジティブな情報はあまり知られていません。また一定の年齢以上の人では特に歯の変色が顕著です。ホワイトニングは健康な歯の若い人だけのものではありません。欠損歯があっても、色調不良の修復歯があっても対策はあり、こうした人にこそホワイトニングの効果は絶大で、患者さんとのコミュニケーションも拡大します。
高齢の患者さんで比較的残存歯の多い方が増えています。口腔内環境改善をサポートする化学的清掃として、歯のホワイトニングを活用することも可能です。まずは歯のホワイトニングを口腔ケアのメニューとして位置付けて、より多くの人に普及していただきたいと思います。定期健診、SPTで来院される患者の皆さんすべてにホワイトニングを普及していただきたいと思います。