歯科・獣医セミナーの学際企画

PLSD15 GPが積極的に行うべき矯正治療とは?

~ 隠れもつ口腔機能の問題を見逃さないために ~

GPが積極的に行うべき矯正治療とは?

講師

文野 弘信 先生

医)文野矯正歯科 院長
Hironobu Fumino, DDS, MS

プログラム

  1. Introduction(矯正治療における治療ゴールとは)
  2. 口腔における成長・発育(骨格、歯列・咬合、顔面軟組織)
  3. 正常咬合と正常な口腔機能との関係
  4. 不正咬合と不正な口腔機能との関係
  5. 矯正治療における診断の重要性
  6. 治療目標と治療計画の設定の意義
  7. 矯正治療におけるアンロッキングの概念
  8. 早期矯正治療におけるメリット・デメリット
  9. 矯正治療を開始する最適な年齢とは
  10. 早期矯正治療例
  11. 機能訓練のためのトレーナー装置の応用
  12. アライナー矯正治療の落とし穴
  13. 矯正治療における要注意症例
  14. 欧米における口腔機能問題の考え
  15. 矯正歯科医との上手な関係の構築方法
  16. 歯科衛生士の矯正診療への介入の必要性
  17. 歯科医療の未来(これからの役割)
  18. 質疑応答(症例相談を含む)

収録日

2019年3月24日(日)

収録時間

4:56:41

開催にあたって

ヒトが生まれておっぱいを吸い、飲む行為は乳児型嚥下と言われ、生まれもった機能です。離乳食の始まりに関しては、成熟型嚥下を母親から学びます。育てる親に異常な嚥下癖があれば、子も間違った嚥下を獲得します。言葉を発する頃には口呼吸も同時に覚えます。鼻がつまり、鼻呼吸が使えない時の代償として口呼吸があるのに、口呼吸を常習化した子の歯並びは口腔機能の問題に比例し、不正咬合へと形を変えて発育・発達していきます。我々歯科医、歯科衛生士は職業上どうしても“歯”に意識が集中し、“歯”を中心とした病気の治療に多くの時間と労力が費やされてしまいがちですが、本来我々の仕事は、あらゆるステージにおいて患者の“隠れもつ口腔機能の問題”を注視し、質の高い口腔機能へと改善させていくという極めて重要な基盤の上に成り立ちます。これが、乳児~学齢期においては正常咬合への発育・発達への道標となり、成人~高齢期においては心身のフレイルの入口とされる摂食・嚥下障害への一助となるのではないでしょうか?
人間は誰もが老いていきます。身体における機能の低下が起こります。呼吸、摂食嚥下、咀嚼、発語の4つの機能を持つ“口”も例外ではありません。人生の終焉まで、口で食事を堪能できるよう、我々は“口腔医”としての覚悟と使命を持ち、一人一人の患者と向き合っていかなければならないと思います。
このセミナーでは矯正治療を行う上で重要な位置づけとなる、前述した口腔機能における様々な問題をどのように診断し、これらの不正機能を改善するために必要な治療方法に関してもお話させて頂きます。皆様のご参加をお待ちしております。

プレイバック配信受講料

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