歯科・獣医セミナーの学際企画

PLSD16 医院の規模に応じた予防歯科システムづくりの実際

医院の規模に応じた予防歯科システムづくりの実際

講師

辻村 傑 先生

医療法人社団つじむら歯科医院 理事長

プログラム

  1. 10年先を見据えたストック型医療
  2. クライエントの積極性を高める予防歯科構成フロー
  3. 予防とは積極的口腔内細菌層のコントロールその前に
  4. オーラルセルフメンテナンスの実際
  5. 口腔―腸 マイクロバイオーム相関から見える未来

収録日

2019年5月19(日)

収録時間

4:25:33

開催にあたって

これまで先人たちの導きにより日本に予防歯科が定着を始め20数年が経過し、一定の成果をあげてきた。ただしこの予防歯科の恩恵を受けている国民は歯科医療受診者のうちのごく一部の存在でしかないことも事実である。
少し予防から範囲を広げて考えると国の政策のプラスの仕組みとして近年、歯周病の継続管理としてサポーティブペリオドンタルセラピー:SPTが導入され、今まで症状のあるときにだけ利用されてきた日本の歯科医院の利用形態において、定期的に歯科医院を訪れる仕組みが機能しはじめている。
しかしこのSPTを提供するための条件とされる歯科衛生士が存在し、かかりつけ強化型歯科医院の認定を受けている歯科医院は残念ながら全国平均14.5%(2018年現在)に過ぎないと言われている。
これら日本に起こる多くの課題を解消するためのキーワードが、歯科衛生士の採用ができないとしても可能な、クライエント自身が行う、セルフメディケーション(健康の自己管理)に対する知識とオーラルセルフメインテナンスの技術の向上だと私は考えています。今回私がお話しさせていただくターゲットはストック型システムを保ちながら、クライエントのリスクに応じたセルフメインテナンス処方を実施し6ヶ月あるいは1年間のホームメインテナンスを実施してもらい、医院に来院せずに医院主導で予防管理をクライエント自身に実施してもらう仕組みです。
では、なぜ、今までこのような取り組みが行えなかったのか?
それはリスクの階層わけが明確でなく、医院規模に応じた検査―患者評価―さらに医院規模に応じたメインテナンス基準が存在しにくかったからでは無いでしょうか?今回お話しさせていただく仕組みを用いれば、どんな規模の医院さんでも、例えば予防の担い手とされる歯科衛生士さんの存在がなくても、ストック型予防を実施できるのです。
そして、歯科衛生士の雇用ができる医院はさらにその先へ。
今回の講演では下表の様に、カテゴリーA~Eの5つに分けてそれぞれのシステム構築についてお話しさせていただこうと思います。

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