No.769-3 デジタルになっても必要な知識と技術:咬合採得

デジタルになっても必要な知識と技術:咬合採得
やってみよう!デジタルデンチャー

デジタルになっても必要な知識と技術:咬合採得

講師

金澤 学 先生

東京科学大学 高齢者歯科学分野 教授 副学長補佐
東京科学大学病院 病院長補佐
先端歯科診療センター センター長 歯科技工部 部長

収録日

2026年4月12日(日)


ウェブ受講料

テキスト付き | 受講期間:2026.8/1〜2027.2/28

法人・個人会員無料(申込不要)ご入会はこちら
ウェブ会員7,000円(税込7,700円)ご入会はこちら
一般歯科医師12,000円(税込13,200円)
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます。

開催にあたって

 日本は世界で最も高齢化が進んでおり、現在その高齢化率は29.0%に達しています。さらに、2070年には38.7%に達する見込みです。この急激な高齢化に伴い、医療費の増加や複雑で治療が難しい症例が増加することが予測されており、歯科医療の分野でも効率化と治療の均質化が重要な課題となっています。近年では、口腔機能低下症や根面カリエスの有病率も上昇傾向にあり、包括的な高齢者歯科医療の必要性が高まっています。
 デジタル技術の進展に伴い、歯科治療にもさまざまなデジタル機器やプログラムが導入され、歯科医療全体の変革が進んでいます。現在、全部床義歯の製作においては、チェアサイドおよびラボサイドのほぼ全工程にデジタル技術が応用可能となっています。従来法と比較して、デジタルデンチャー製作は工程が簡略化され、形態学的特徴の数値化が可能です。また、費用対効果の点からも、milled dentureや3D printed dentureなどのオプションが加わることで、患者のニーズに応じた幅広い選択が可能となります。今後は、デンチャーデザインへのAIの応用や、部分床義歯のフルデジタル化も期待されており、デジタル技術のさらなる発展が見込まれます。本講演では、現時点でのデジタル技術による全部床義歯製作の利点と実際の応用方法について解説します。

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※講師の所属は開催日時点のものです。