歯科・獣医セミナーの学際企画

No.GS107 嘔吐や下痢の症状からみた消化器系疾患への診断アプローチ

嘔吐や下痢の症状からみた消化器系疾患への診断アプローチ

講師

亘 敏広  先生

日本大学生物資源科学部
総合臨床獣医学 准教授

プログラム

10:00~16:00(途中、昼食休憩含む)
  1. 嘔吐・吐出の鑑別と病態生理
  2. 吐出を呈する疾患の鑑別診断および治療の実際
  3. 嘔吐を呈する疾患の鑑別診断
  4. 嘔吐を呈する疾患の治療の実際
  5. 下痢の病態生理
  6. 下痢を呈する疾患の鑑別診断
  7. 下痢を呈する疾患の治療の実際

開催日時・会場

東京会場

平成20年3月16日(日)

東医健保会館

東京都新宿区南元町4番地

03-3353-4311

  • JR信濃町駅 徒歩4分

大阪会場

平成20年3月9日(日)

大阪産業創造館

〒541-0053  大阪市中央区本町1-4-5

06-6264-9800(代)

  • 地下鉄中央線「堺筋本町駅」下車 2番出口下車
  • 地下鉄堺筋線「堺筋本町駅」下車 12番出口

受講料

会員:  9,000円 (テキスト代含む)
一般:19,000円 (テキスト代含む)

※昼食は各自にてお願い致します。

開催にあたって

嘔吐や下痢という症状は病院を受診する理由の中でかなり多いものであると言えよう。しかし、そのような症例が来院した場合どのように診療を進めているであろうか?何となく制吐剤や止瀉薬を処方し、あるいは皮下補液や点滴を行ってまずは経過を見てみよう。あるいはそれで良くならなければ次には検査を行うというのが一般的ではないだろうか?では、次のステップの時に何の検査を行うか?血液検査や腹部X線検査?胸部X線検査も必要?糞便検査や尿検査は?あるいは造影検査を行うか超音波検査に進むか。さらにもっと早めに内視鏡検査にするかなど考えられる検査は数多くあるがこれを全て行うことは現実的ではないし、どのように選択すれば良いであろうか?

これらについて明確に答えられる先生は極めて明瞭な思考回路を持っているということだと思うが、実際はかなり迷いながら検査を進めて行くことになるであろう。かくいう私もその都度考えながら検査を進めているのが現状である。

今回の講演は基本的な病態生理や鑑別診断法などについて陥りやすい過ちなどについて解説をするとともに、我々の実際の症例の診断の進め方を紹介しながら嘔吐や下痢という症状から病気をひも解いてみたい。またそれら疾患に対する各種治療法に関しても基本的なことや新しい治療法などを交えながら解説したい。

※講師の所属は開催日時点のものです。