歯科・獣医セミナーの学際企画

No.MS19 小動物領域における内視鏡および超音波診断法
講義・実習

小動物領域における内視鏡および超音波診断法

講師

渡邊 俊文 先生麻布大学附属動物病院 小動物診療部長
麻布大学獣医外科学第一研究室 准教授茅沼 秀樹 先生麻布大学獣医放射線学研究室 講師

インストラクター:数名

協力  オリンパス(株式会社 AVS)

    アロカ株式会社

定員

48名

※本セミナーは事前申込みが必要となります。

プログラム

実習のポイント

  • 内視鏡4グループ、超音波4グループを6名1グループの編成で、120分程度を目安に実習内容を交代。

10:00~12:00【講義】
内視鏡検査を行う上での基礎知識
超音波検査を行う上での基礎知識12:00~12:30昼食(お弁当をご用意しております)12:30~14:45Aグループ
◎内視鏡検査の基本手技、挿入方法
◎内視鏡検査における胃、十二指腸の観察方法
◎内視鏡検査における生検方法
まとめ
【指導:渡邊 俊文 先生】Bグループ
◎肝臓領域の抽出法
◎脾臓領域の抽出法
◎泌尿・生殖器領域の抽出法
◎消化器(膵臓を含む)領域の抽出法
◎副腎領域の抽出法
まとめ【指導:茅沼 秀樹 先生】14:45~17:00Aグループ
Bグループとの交代
まとめBグループ
Aグループとの交代
まとめ

開催日時・会場

東京会場

平成20年1月13日(日)10:00~17:00

麻布大学 臨床センター

(参加者には案内図を送付致します)

受講料

会員:35,000円(昼食つき)
一般:49,000円(昼食つき)

開催にあたって

小動物臨床において嘔吐、下痢などを主訴とする上部、下部消化器疾患は日常的に遭遇する疾患である。しかし、その原因は複雑多岐にわたることから、消化器疾患に対する診断は不十分、不確実であった。しかし、小動物においても腹部超音波検査、内視鏡検査の導入、応用により、これまで消化管バリウム造影検査では診断できなかった消化管粘膜の病変を視覚的に確認することができ、さらに病変を生検することで病理組織学的にも診断可能となり、小動物においても内視鏡検査の有用性が認識されている。

内視鏡検査の挿入技術や病変の検出において重要なことは、個人的な技術、診断の差がその後の治療、予後に大きく影響することから、内視鏡検査および超音波検査の基本的な技術、観察方法の習得は最も重要なことである。そこで今回のセミナーにおいては、小動物における内視鏡診断および超音波診断の有用性ならびに内視鏡検査の基本的操作から病変の観察などについて講義を行い、参加された先生方に内視鏡、超音波の実際を体験していただきたい。

※講師の所属は開催日時点のものです。