歯科・獣医セミナーの学際企画

No.GS147 難治性嘔吐・下痢に対する診断と治療法の実際

難治性嘔吐・下痢に対する診断と治療法の実際

講師

亘 敏広 先生

日本大学 生物資源科学部 総合臨床獣医学研究室 教授

プログラム

10:00~16:00 (途中、休憩・昼休みを含む)

  • 難治性嘔吐・下痢とは
  • 吐出・嘔吐・下痢を示す疾患の鑑別診断
  • 内視鏡検査の実際
  • 炎症性腸疾患の病態および治療
  • 蛋白喪失性腸症の病態および治療
  • 消化管型リンパ腫の病態および治療

質疑応答

開催日時・会場

東京会場

平成24年4月22日(日)10:00~16:00

交通ビル 地下会議室

東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1
財団法人 国鉄労働会館

03-3437-6733

  • JR:JR新橋駅をご利用の場合、烏森口側出口から徒歩6分。
    必ず烏森口に出てください。
  • 地下鉄:都営三田線御成門駅から徒歩4分

大阪会場

平成24年4月15日(日)10:00~16:00

エコーペットビジネス総合学院

兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23

06-6483-4371

  • JR尼崎駅下車 徒歩1分

福岡会場

平成24年5月13日(日)10:00~16:00

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

受講料

会員獣医師:   9,000円 (テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円 (テキスト代含む)

※昼食は各自にてお願い致します。

※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)

開催にあたって

嘔吐や下痢の症例に遭遇する機会は多くあると思われる。通常の吐き気止めや下痢止めで治まるものも多く、そのような場合には問題は無い。しかし、これらの治療に反応しないものには系統立てた診断の進め方が必要となる。最近よく難治性の嘔吐や下痢に対して診断をせずに、IBDを疑って、ステロイド療法を行ったが改善しないという理由で紹介される例がある。これらの場合、内視鏡検査を行う前に充分な身体検査や超音波検査などの画像診断を行うことにより、消化管内異物が見つかるようなことがある。

これは診断のステップをスキップしてしまうために起こってしまった誤診である。系統立てた診断を進めてゆけば、消化管内異物という診断は可能である。もちろん、IBDやリンパ腫により難治性の消化器症状を呈する症例もあるが、これにしてもきちんと順序立てて診断する必要がある。今回のセミナーではこれら難治性消化器疾患の病態生理をはっきりと再認識し、適切な診断法を解説したのち、病態に即した治療法について述べたい。

※講師の所属は開催日時点のものです。