2024年12月1日
北海道大学大学院獣医学研究院 准教授
2021年10月10日(日)
3:55:36
学際小動物セミナー会員限定(2024.1/1〜12/31まで) | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
昨年のセミナーから約1年半が経過しての今回。この期間に世の中は想像を絶する程に大きな変化を遂げましたが、獣医循環器病学においてもリアルワールドでの診療方針を左右し得る3つの大きなconsensus statementがアメリカ獣医内科学会ACVIMから出されました。1つは昨年のセミナーでも触れた僧帽弁逆流に関するアップデート、もう1つは肺高血圧症に関する新たなステートメント、さらに猫の心筋症に関するステートメントまで発表され、獣医循環器病学においては近年まれに見る程に情報が溢れかえっている年となっています。本講演では、昨年からのステップアップとして、本年は犬に的を絞り、僧帽弁逆流から生じる「心不全」と「肺高血圧症」の2つの重大な合併症について、如何にエコーを駆使して診断し、治療計画を立てるか、について解説します。