歯科・獣医セミナーの学際企画

No.PL238 失敗!?誤診症例!?から見える 脂質代謝異常症の診断と治療

学際小動物セミナー 脂質代謝異常症の診断と治療

脂質代謝異常症の診断と治療

講師

荒井 延明 先生

AIN’S動物診療サポート

  • 1985年 帯広畜産大学 獣医学科卒業
  • 1987年 北海道大学大学院獣医学研究科形態機能学専攻 修士課程修了
  • 1987〜1990年  トライアングル動物病院勤務(東京都文京区)
  • 1990〜1996年  札幌総合動物病院勤務(北海道札幌市)(1993年〜 同 北郷病院 院長)
  • 1996〜2004年  ペットフードのアイムス・ジャパン㈱にて 犬と猫の栄養学に関する専任獣医師として勤務
  • 2004〜2019年  スペクトラム ラボ ジャパン㈱に勤務  テクニカル・ディレクターに就任 サーベイを中心に研究活動を行う。動物皮膚専科の担当医として北海道・東京・千葉・神奈川・愛知 ・兵庫において、複数の動物病院にて出張予約診療にあたる
  • 2019年  AIN’S動物診療サポート 設立

プログラム

  1. こんなにあった!  脂質代謝異常
  2. 普段のあの手術が引き金に!?
  3. 定期健診と脂質代謝異常
  4. 脂質代謝異常の予防と治療
  5. 脂質代謝改善治療の実際
    Case Studyで難治性症例の打開策を紹介

収録日

2020年3月1日(日)

収録時間

4:08:17

プレイバック受講料

学際小動物セミナー会員限定(2024.1/1〜12/31まで)9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
※テキストは付属しません

開催にあたって

こんな疾病に脂質代謝異常が絡んでいたのか! もっと早く気づいてあげれば助かったかも? 見逃していた症例がいっぱいあったかも? ルーチン検査に、総中性脂肪値を入れておけば良かった。これからは健康診断に組み込もう。避妊・去勢手術のアフター・フォローをもっと確実にしなくては! どれも過去のセミナー後の感想で聞かれた言葉です。
獣医学領域においては、脂質代謝系の研究者は少なく、研究対象として着眼される機会も少ないのが現状です。伴侶動物の脂質代謝改善治療を目的とした動物薬はなく、人薬の適用外使用に依存している現状にあります。従って治療においてエビデンス・レベルが高いと呼べるものは皆無に等しいとされています。小動物臨床における脂質代謝改善治療はまだ過渡期にあるのです。しかし、臨床現場で多く遭遇する様々な疾患に脂質代謝異常が加わっていた場合、その治療を施すことは、症状の軽減に繋がります。視点を変えたアプローチ法が、複数の学会症例報告において明らかにされています。
今回のセミナーでは、学会などでは聞くことはできないけれども、明日から役立つ最新の情報と治療内容をお届けすることに注力します。教科書やガイドラインの常道治療では手詰まりで、困窮している症例の治療の打開策をご習得いただければ幸いです。

※講師の所属は開催日時点のものです。