2024年12月1日
AIN’S動物診療サポート
2020年3月1日(日)
4:08:17
学際小動物セミナー会員限定(2024.1/1〜12/31まで) | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
こんな疾病に脂質代謝異常が絡んでいたのか! もっと早く気づいてあげれば助かったかも? 見逃していた症例がいっぱいあったかも? ルーチン検査に、総中性脂肪値を入れておけば良かった。これからは健康診断に組み込もう。避妊・去勢手術のアフター・フォローをもっと確実にしなくては! どれも過去のセミナー後の感想で聞かれた言葉です。
獣医学領域においては、脂質代謝系の研究者は少なく、研究対象として着眼される機会も少ないのが現状です。伴侶動物の脂質代謝改善治療を目的とした動物薬はなく、人薬の適用外使用に依存している現状にあります。従って治療においてエビデンス・レベルが高いと呼べるものは皆無に等しいとされています。小動物臨床における脂質代謝改善治療はまだ過渡期にあるのです。しかし、臨床現場で多く遭遇する様々な疾患に脂質代謝異常が加わっていた場合、その治療を施すことは、症状の軽減に繋がります。視点を変えたアプローチ法が、複数の学会症例報告において明らかにされています。
今回のセミナーでは、学会などでは聞くことはできないけれども、明日から役立つ最新の情報と治療内容をお届けすることに注力します。教科書やガイドラインの常道治療では手詰まりで、困窮している症例の治療の打開策をご習得いただければ幸いです。