歯科・獣医セミナーの学際企画

No.224 犬と猫の心疾患で今、心エコーに求められているもの

犬と猫の心疾患で今、心エコーに求められているもの

犬と猫の心疾患で今、心エコーに求められているもの

講師

中村 健介 先生

宮崎大学テニュアトラック推進機構(獣医内科学分野) テニュアトラック准教授

北海道大学獣医学部卒業後、酪農学園大学内科研修医、北海道大学大学院獣医学研究科にて博士号取得。 同大学大学院獣医学研究科博士研究員、同大学附属動物病院助教を経て2017年4月より現職。 日本獣医循環器学会 動物循環器認定医 アジア獣医内科学会 設立専門医(DeFacto Diplomate of Asian College of Veterinary Internal Medicine)

プログラム

第1部 犬

  • ACVIM stagingを正しく行うことは案外難しい
  • 「咳」をエコーで考える

第2部 猫

  • そもそも、いつやるべきなのか? が問題だ
  • 「壁の肥厚」と「内腔の構造物」という異常所見=病気、ではない
  • 「呼吸困難」の原因を心エコーで鑑別する

収録日

2019年2月24日(日)

収録時間

4:05:42

ウェブ受講料

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
一般獣医師27,000円(税込29,700円)
※ 視聴期間:2025年1月1日〜2026年2月28日
※ テキストは付属しません
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます

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開催にあたって

「心エコーは苦手なのでちょっと……」ではすまされない時代を向かえている。どこの病院にも来るであろう僧帽弁逆流の犬。かつては聴診器だけで診断し、治療されてきたのかもしれないが、もはやそれは許されない。左心房と左心室の大きさを正しい断面で、正しいタイミングで計測することで正しくステージングを行い、それに応じて適切な薬を処方する。それが求められる時代である。
そして昨今のもう1つのトレンドである猫。犬と同じくらい、もしくはそれ以上に心疾患の多い動物であるが、「聴診の当てにならなさ」が両者の大きな違いであり、犬と同じ感覚で診察に挑むと大失敗する。「雑音が聞こえた→心疾患がある」という考え方も、「雑音がない→ 大した心疾患はない」という考え方も、猫では両方大間違いである。じゃあどうしたら良いのか? 心エコーをするしかない。このセミナーではその具体的な方策をお伝えする。
皆さんと会場でお会いすることを楽しみにしています。

※講師の所属は開催日時点のものです。