札幌夜間動物病院 院長
出身校:酪農学園大学獣医学部伴侶動物医療部門麻酔科
平成19年:愛知県茶屋ヶ坂動物病院に勤務し、心臓外科、心臓麻酔、体外循環、集中治療を学ぶ
平成24年:北海道 ハート動物医療センター、富良野アニマルリニックに勤務
平成26年:札幌夜間動物病院に勤務 現在に至る
資 格 :動物循環器認定医 PhD(3月取得予定)
呼吸・循環異常の評価の勘所
救急手技:FAST・肺エコー、穿刺テクニックのコツ
エマージェンシー対応の実際
呼吸器編
循環器編
心原性肺水腫に対する人工呼吸治療戦略
2018年7月22日(日)
4:38:11
学際小動物セミナー会員限定(2024.1/1〜12/31まで) | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
近年、獣医療においても『救急集中治療』専門分野が広く認知されるようになってきました。救急症例は、夜間救急動物病院だけではなく、どの診療施設においても遭遇します。救急と他の診療分野の違いを質問されることが多いのですが、それは「治療目標」が異なる点です。状態が安定している動物では、『原因究明(検査)』→『診断』→『治療』の順で検査を行うことができますが、救急症例の場合には、『診断』後に治療してからでは救命できないことも多く、また診断のための検査により動物にストレスを与え、命の危険に晒してしまうことも少なくありません。救急症例では、『診断』を目指すのではなく、『状態安定化のための最小限の検査』→『状態の安定化のための治療』に全力を注ぎます。状態の安定化ができれば、その後は原因の救命のための精査をゆっくり安心して実施していくことができます。
本セミナーでは、どの診療施設でも遭遇しやすい「胸部エマージェンシー」に焦点を当てて、誰でも簡単にできる救急エコーから初期安定化テクニックをご紹介します。
皆さんのご参加をお待ちしております。