歯科・獣医セミナーの学際企画

No.PL198 犬猫における肝外胆道系疾患の臨床

犬猫における肝外胆道系疾患の臨床

-基礎的診断法から外科治療法まで-

犬猫における肝外胆道系疾患の臨床

講師

小出 和欣 先生

倉敷マスカット通り動物病院 院長

プログラム

総論

  • 解剖・生理
  • 診断(血液検査・画像診断検査)
  • 治療(内科・外科)

各論

  • 胆嚢粘液嚢腫
  • 胆嚢炎
  • 胆石
  • 肝外胆道閉塞
  • 胆泥

収録日

2016年10月9日(日)

収録時間

4:52:01

プレイバック受講料

学際小動物セミナー会員限定(2024.1/1〜12/31まで)9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
※テキストは付属しません

開催にあたって

 犬猫における肝外胆道系疾患は,かつては比較的稀と考えられていましたが,各種診断機器の普及も影響しているのか,明らかに増えているように思われます。犬猫における肝外胆道系疾患の多くは,初期は無症状で,病態の重篤化や深刻な併発症を併発することで初めて臨床症状が顕性化することが特徴です。また,その多くは基礎疾患や合併症を伴っているため,適切な治療を行う上で正確な病態評価が不可欠となります。治療には内科的治療と外科的治療がありますが,治療成績にも左右する手術適応の判断や手術時期の決定は,かならずしも容易でありません。 しかも,肝外胆道系の外科的治療は,体格が小さい犬猫では,教科書にかかれているような型どおりの術式では対応できないこともしばしばです。さらに診断機器や手術関連機器が発達し,手術スキルも向上した今日においても周術期死亡率はヒトでの場合と異なり極めて高いことも特徴です。
 今回のセミナーでは,犬猫における代表的な肝外胆道系疾患についての知見を解説するとともに,実際の症例を示しながら,演者が行っている診断や治療のノウハウを紹介することで,少しでも多くの患者を救える手助けになれば幸いです。

※講師の所属は開催日時点のものです。