麻布大学 獣医学部 小動物外科学研究室 教授
【経 歴】
北海道大学獣医学部卒業、同大学大学院獣医学研究科博士課程修了し、学位取得。
その後、北札幌動物病院での勤務を経て北海道大学大学院獣医学研究科獣医外科学教室助手、助教、准教授、同大学院附属動物病院 准教授として勤務。
2018年4月より麻布大学獣医学部小動物外科学研究室 准教授。2021年4月より同教授。
10:00~16:00(昼休憩含む)
❶ 頭頸部腫瘍の鑑別のポイント
❷ 診察時の注意点と評価
❸ 各腫瘍の特徴と予想される予後
❹ 甲状腺および上皮小体の摘出術
❺ 頸部周囲のリンパ節の摘出
❻ 口唇口腔粘膜の切除と再建
❼ (比較的簡易な)顎骨の切除
2022年12月11日(日)
4:18:29
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一般獣医師 | 27,000円(税込29,700円) |
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頭頸部の腫瘍症例は大学に紹介の多い腫瘍の代表格です。進行例では当然のことながら手術は非常に難易度の高いものとなりますし、そもそも外科的な治療が適応とならない、あるいは意味をなさない場合も少なくありません。頭頸部ではCT検査ができればとても有用ですが、その前にできることを知っておくと診察のレベルが格段に上がります。そこで本講演では手術適応症例の見極めと注意が必要な点、鑑別診断のために観察すべきポイントにまず焦点を当ててお話ししたいと思います。また、それぞれの腫瘍について予測される予後についても知っておくと治療法の選択肢が増える場面もありますので、こちらも分かりやすいように整理しておきましょう。
これらの背景があってこその外科手術ですが、今回は頭頸部の手術でも比較的簡易な手術について手術前の準備から術後管理に至るまでの一連の操作やちょっとしたコツについてなるべく詳しく解説をします。思いのほか日常良く遭遇する腫瘍ですので、治療までの道筋を明確にすることで、ご聴講の先生方が多くの場面で役に立つ知識を身に着けることを目標としています。