歯科・獣医セミナーの学際企画

No.258 頭頸部腫瘍の外科治療

頭頸部腫瘍の外科治療

臨床で良く遭遇する頭頸部腫瘍の外科治療

講師

高木 哲 先生

麻布大学 獣医学部 小動物外科学研究室 教授

  • 日本小動物外科専門医
  • 獣医麻酔外科学会理事
  • 日本獣医がん学会理事

【経 歴】
 北海道大学獣医学部卒業、同大学大学院獣医学研究科博士課程修了し、学位取得。
 その後、北札幌動物病院での勤務を経て北海道大学大学院獣医学研究科獣医外科学教室助手、助教、准教授、同大学院附属動物病院 准教授として勤務。
 2018年4月より麻布大学獣医学部小動物外科学研究室 准教授。2021年4月より同教授。

プログラム

10:00~16:00(昼休憩含む)

❶ 頭頸部腫瘍の鑑別のポイント
❷ 診察時の注意点と評価
❸ 各腫瘍の特徴と予想される予後
❹ 甲状腺および上皮小体の摘出術
❺ 頸部周囲のリンパ節の摘出
❻ 口唇口腔粘膜の切除と再建
❼ (比較的簡易な)顎骨の切除

収録日

2022年12月11日(日)

収録時間

4:18:29

ウェブ受講料

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
一般獣医師27,000円(税込29,700円)
※ 視聴期間:2025年1月1日〜2026年2月28日
※ テキストは付属しません
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます

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開催にあたって

 頭頸部の腫瘍症例は大学に紹介の多い腫瘍の代表格です。進行例では当然のことながら手術は非常に難易度の高いものとなりますし、そもそも外科的な治療が適応とならない、あるいは意味をなさない場合も少なくありません。頭頸部ではCT検査ができればとても有用ですが、その前にできることを知っておくと診察のレベルが格段に上がります。そこで本講演では手術適応症例の見極めと注意が必要な点、鑑別診断のために観察すべきポイントにまず焦点を当ててお話ししたいと思います。また、それぞれの腫瘍について予測される予後についても知っておくと治療法の選択肢が増える場面もありますので、こちらも分かりやすいように整理しておきましょう。
 これらの背景があってこその外科手術ですが、今回は頭頸部の手術でも比較的簡易な手術について手術前の準備から術後管理に至るまでの一連の操作やちょっとしたコツについてなるべく詳しく解説をします。思いのほか日常良く遭遇する腫瘍ですので、治療までの道筋を明確にすることで、ご聴講の先生方が多くの場面で役に立つ知識を身に着けることを目標としています。

※講師の所属は開催日時点のものです。