2025年12月21日

日本獣医生命科学大学獣医外科学研究室 教授
麻布大学獣医学部小動物外科学研究室 教授
犬と猫の整形外科病院 院長
協力会社:Movora株式会社
骨モデルを用いたTPO実習
(1)犬の股関節形成不全と TPO/DPO の適応について
(2)TPOのための外科解剖学と術式の解説
(3)術後合併症について
東京都港区芝3-41-8
財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461
テキスト付き(当日配布) 骨モデル付き 昼食付き
| 会員獣医師 | 49,000円(税込53,900円) +実習材料費 18,000円(税込19,800円) +別途インプラント代金(為替レートで変動します) およそ65,000円(税別) |
| 一般獣医師 | 72,000円(税込79,200円) +実習材料費 18,000円(税込19,800円) +別途インプラント代金(為替レートで変動します) およそ65,000円(税別) |
小動物整形外科領域においては、股関節形成不全(Canine hip dysplasia:CHD)は大型犬を中心として好発するが、小型〜中型犬や猫でもその発生は認められる。CHDの病因論は明確にされていないが、臨床的には骨格形成期初期の異常な股関節弛緩に起因した股関節荷重面積の低下が、その後に二次性骨関節炎を誘発するとされている。三点骨盤骨切り術(Triple pelvic osteotomy:TPO)は、関節軟骨に不可逆的損傷を受傷していない骨格形成期のCHD罹患症例に対して荷重面積の拡大を目的とした予防的手術であり、その臨床的有効性は世界的にも広く認識されている。今回の実習ではTPOの「手術適応」、そして「手術手技」を学ぶことを目的としており、特に整形外科に関心を持つ若い獣医師に是非とも学んでいただきたい。
※講師の所属は開催日時点のものです。