歯科・獣医セミナーの学際企画

No.565 日常臨床が楽しくなる歯科小外科テクニック ステップアップ11のノウハウ

日常臨床が楽しくなる歯科小外科テクニック

ステップアップ11のノウハウ

講師

川原田 幸三 先生カワラダ歯科・口腔外科 院長 (三重県・津市)平成歯塾  塾長川原田 美千代 先生(有)ケイケイデンタルサービス 代表取締役諏訪 裕彦 先生諏訪歯科診療所 院長 (京都府)

プログラム

10:00~16:30 (途中、昼食・休憩を含む)
【講師】川原田 幸三 先生,他

1.開業歯科における歯科小外科の位置づけと、その重要性の再認識(川原田 美千代 先生)

~外科を敬遠していたら、これからの歯科医院経営は出来ない~

2.下顎歯の確実な局所麻酔法

…企業秘密に属しますので、ビデオ撮影はご免下さい
a.100%奏効する下顎孔伝達麻酔法
b.術中に追加投与しないための浸潤麻酔法

3.一番困難な抜歯とは? どのような状態の歯を抜くのが、最も難しいと思われますか?
4.所要時間20分以内のT字分割による水平埋伏智歯の抜去手術法 顎模型でのデモンストレーション【伝麻~縫合まで】
5.下歯槽神経侵襲による下口唇麻痺の対処法とその経過について
6.失敗しないためのインプラントの基礎知識(諏訪 裕彦 先生)
7.骨粗鬆症治療薬ビスフォスホネート製剤と顎骨壊死(諏訪 裕彦 先生)
8.抜歯の適齢期を考える
9.歯の残存状態によっては、噛める義歯が出来ない
10.多数残存歯の抜歯法・歯槽骨整形術とリンゴ丸かじりの総義歯(VTR)
11.小手術・処置の臨床例

(1)膿瘍切開
(2)顎関節脱臼整復術
(3)下唇粘液嚢胞摘出術
(4)小帯切除術
(5)上顎埋伏智歯抜歯
(6)正中過剰埋伏歯抜歯
(7)下顎小臼歯舌側転位歯抜歯
(8)骨隆起(下顎隆起・口蓋隆起)切除術
(順不同)

※是非揃えられたら良いと思われる外科器具を展示致します (昼食後説明)

開催日時・会場

東京会場

平成21年11月1日(日)

昭和女子大学 大会議室(学園本部館3F)

東京都世田谷区太子堂1-7

03-3411-5123(学園本部総務部)

  • 地下鉄:渋谷駅より東急田園都市線で2つ目「三軒茶屋駅」下車、徒歩8分
  • バス:渋谷駅南口バスターミナルより三軒茶屋方向、「昭和女子大学前」下車

大阪会場

平成21年11月15日(日)

大阪府社会福祉会館

大阪市中央区谷町7-4-15

06-6762-5681

  • 地下鉄谷町線 谷町6丁目駅下車4番出口(200m) 約5分
  • 地下鉄長堀鶴見緑地線 谷町6丁目駅下車4番出口(200m) 約5分
  • 近鉄大阪線 上本町駅下車 地下道で谷町9丁目駅2番出口へ

受講料

会員9,000円(テキスト代含む)
一般歯科医師35,000円(テキスト代含む)
一般衛生士15,000円(テキスト代含む)
  • 法人会員(学際デンタルセミナー会員)の場合、歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手の受講料は9,000円(税別)に割引されます。
  • 昼食は各自にてお願い致します。
  • 参加取り消しの場合は,開催8日前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を差し引いて返金いたします。それ以後のご返却はできません(代理出席可:会員の代理に会員以外が出席される場合は差額を申し受けます)。

開催にあたって

『仕事はストレスが多く,しんどいものだ!』 とお感じになる時が,多々あるのではと思いますが,毎日の仕事は楽しくやりたいものです。

歯科医にとってのストレスの大きな原因は,患者さんが治療に満足されていないと感じる時です。例えば,智歯や残根等の難抜歯で,レントゲンを見て,これなら20分で大丈夫!と思っても,1時間以上掛かってアポイントに支障を来たす上に麻酔が切れて痛みを訴えられたり,彎曲した根尖が折れて抜歯窩に残ったり,出血が止まらなくなったり等々,予期せぬ事態が起こり,術者自身どう対処すれば良いか分からなくて,オロオロしてしまい,どーっとストレスが押し寄せます。勿論患者さんには苦痛と不安を感じさせますので,その分ストレスは倍増します。

反対に診療が終わった時に,患者さんから満足の笑顔を頂戴できれば,歯医者の仕事は楽しいものとなります。
患者さんが満足されないのは,治療が終わった時点で患者さん自身が,
(1)主訴が改善されていない,又は改善されるような見通しを持てない,
(2)術中に苦痛を感じたり,術後に痛みが残っていたりする ―ような場合であると思われます。

二つともに様々な状況が考えられますが,(2)に関しては,大部分外科処置に伴うものでありますから,歯科小外科の基礎を正しく理解し,基本的な手技を訓練することにより,患者さんの満足度は大きく改善され,仕事が楽しくなりそうです。

演者,臨床医40年の経験から分かったのは『歯科医には,臨床をする上で自信をつけて置かねばならないものが二つある』ということです。

先ず第一は,完全な無痛処置が行えること。局所麻酔(伝麻・浸麻)の後,術中に追加麻酔を行わないで施術を完了できることです。インプラントの導入をお考えならば,先ずは確実な局麻技術を身につけることが,ステップアップの近道であると言えます。第二は,歯がなくなった顎堤に“何でも食べられる総義歯”を装着できる腕を持つこと。インプラントに不適応はあっても,義歯には禁忌症はありません。義歯治療にも自信が持てたら,日常臨床がもっと楽しいものになります。

“外科”と“義歯”のテクニックのステップアップこそ仕事を楽しくするノウハウなのです。

今回は,その中でも“外科”とくに日常臨床で遭遇する機会の多い“歯科小外科テクニック”にフォーカスをあて,分かり易く解説いたします。