歯科・獣医セミナーの学際企画

No.D-50 受療率UP!最新マニュアルを使用しての全身的疾病予防に直結した 定期予防処置受診の仕掛けづくりと運用法

定期予防処置受診の仕掛けづくりと運用法

  • 歯科衛生士主導の定期予防処置外来
  • 3DSによる超短期的歯周初期治療
  • 歯科で行なう保健指導マニュアル

講師

武内 博朗 先生鶴見大学歯学部 臨床教授
医)武内歯科医院 理事長河野 結医)武内歯科医院 管理栄養士小林 和子医)武内歯科医院 健康管理士

プログラム

10:00~16:30(途中、昼食休憩含む)

10:00~

【1】予防臨床の総論基礎講義

症状のない人に、どのようにして予防歯科を受診していただくのか?
システマティックな診療体系のつくりかた・理論編

  1. 口腔バイオフィルムの特性
    良いプラークと悪い歯垢(新しい歯垢・古い歯垢)
  2. 定期予防処置 ― 受療者の作り方
    初診の方略~全ての人に歯周ケアを受けさせる流れ?
  3. Dental Drug Delivery System (3DS)
    う蝕の治療からリスク低減治療へ
    3DSの細菌学的機序
  4. 歯周基本治療における最右翼 3DSの役割
    ~薬剤を用いた微生物学的リスク低減治療~
  5. 歯科医療と関連した新しい抗加齢医学の領域
    ・炎症性疾患としての歯周病、糖尿病と歯周病
    ・う蝕と歯周病からアプローチする食育生活習慣是正と抗加齢
    ・インプラント補綴から体組成改善へ
    ・歯科における臨床栄養指導/保健指導
【2】実践講義

初診から予防歯科へと誘う説明法
~ハンドクリーニングの目的と手順・時間を浪費しないTBI 他-

  • エアーフローとPMTC(動画による解説)
  • 一次~三次予防の概念
  • 歯科衛生士枠の運用討論

14:00~

【3】実習
  1. テーブルクリニック
    A~Dの4グループに分かれて各項目をローテーションして学習(各30分)
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16:00~

  1. 予防臨床の効率を上げる卓上演習「実習課題Q&A」解説
  2. 細菌検査キットの使用法と検査値解釈
  3. チェアサイドの患者さん説明用虎の巻ガイド
    ~コミュニケーションパネルを使った効果的な提示法
    (1)マイクロカリエスの治療の流れ
    (2)歯周病
    (3)良いプラーク・悪いプラーク
  4. 90秒以内で説明できるようになる説明問題
    演習課題Q&Aの解説
  5. 3ヶ月後にプラス100枚のレセプト枚数を目標に頑張ろう
16:30 質疑応答終了

開催日時・会場

東京会場

平成26年11月23日(日・祝) 10:00~16:30

交通ビル 地下会議室

東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1

財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733

  • JR:JR新橋駅をご利用の場合、烏森口側出口から徒歩6分。必ず烏森口に出てください。
  • 地下鉄:都営三田線御成門駅から徒歩4分

福岡会場

平成26年12月14日(日) 10:00~16:30

九州ビル会議室

福岡県福岡市博多区博多駅南1-8-31

092-467-1113

  • JR・地下鉄 博多駅 筑紫口より徒歩約4分

大阪会場

平成26年12月21日(日) 10:00~16:30

御堂会館

大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-11

06-6251-5820(代)

  • 地下鉄御堂筋線「本町駅」下車 D階段8号出口より南へ200m
  • 地下鉄中央線「本町駅」下車 I階段13号出口より南へ50m

受講料

  • 学際デンタルセミナー会員: 45,000円 + 教材費9,000円
  • 一般歯科医師: 58,000円 + 教材費9,000円
  • 歯科衛生士、他: 26,000円 + 教材費9,000円

※ 上記教材費は講演スライド集と、武内先生がまとめた3DS除菌療法マニュアル「歯周基本治療編(定価:6,000 円)」、「う蝕編(定価:4,000円)」、「歯科クリニックで活かす食育・生活習慣保健指導の運用(定価:5,000 円)」の4冊分となります。

※講演スライド集以外の3冊をお持ちの方は教材費は1,000円となります。

※ 昼食は各自にてお願い致します。

開催にあたって

予防型クリニックをつくるには、全く別の主訴で来院した患者さんに対して、日常臨床を行なう上で予防的処置が必要不可欠であることをどのように提示説明し、継続受診させるのか?といったソフトの部分と、定期的来院を促すリスク低減治療の仕組みづくりこそが重要なのです。

さらに、歯の健康までを目的とした狭い意味での 予防から、“歯科と関係した”全身的疾病予防と健康づくりのシステムへと拡大して行かなくてはなりません。

やっと定期検診に来院しても、虫歯が発見され治療したり、TBI とPMTC を実施して終了するだけでは、予防歯科の継続受診と健康づくりのシステムには至りません。

「病気を発見する為の検診」ではない

病気に至る蓄積したリスクを取り除く定期予防処置を受けてもらう仕掛けについて研修します。

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これまでの「歯科」のミッションは、う蝕・歯周病の発症予防や補綴による咀嚼機能回復までをゴールとした局所的目標まででした。

健康づくりのための歯科では、現在、歯周病菌による菌血症が引き起こす全身性血管疾患・代謝性疾患の予防改善や、咀嚼機能回復に続く低栄養状態の改善、代謝改善など、身体全体の健康づくりへとパラダイムシフトが進められています。

本セミナーでは、歯科におけるパラダイムシフトの潮流に沿った定期予防処置内容を、患者さんへの説明法を含めマニュアル化した体系を提示します。

  1. 一般予防歯科(顕微鏡を使った診断とディプラーキング)マニュアル
  2. 除菌療法(う蝕/歯周病3DS)マニュアル
  3. 健康づくり(咀嚼機能回復/食育・体組成改善 保健指導)マニュアル
歯の健康から全身の健康づくりへパラダイムシフト

歯科の役割は、世相の健康志向を満たせるように、 局所(歯・口腔)限定から “全身的健康づくり”と の“のりしろ”をもっと効果的に、明確に示せれば、さらに魅力的になります。

以下に述べる3 つの事項を啓発すれば、メインテナ ンス歯科に対する評価と社会的認知が進むと考えられます。

1)咀嚼機能回復による体組成・代謝の改善そして骨格筋量の維持

大臼歯の補綴は、健康づくりの努力目標である1 日350g の野菜摂取に必須であり、ビタミン・ミネラルなどの栄養摂取量を著しく上昇させます。

咀嚼機能回復は、炭水化物など軟性食材の摂取量を抑制し、血糖値の急上昇に伴う血管の損傷や、丸呑みによる食速度増加にともなう高インスリン血漿をも防止できるのです。

咀嚼機能維持回復+保健指導の組み合わせは、タンパク質低栄養から、骨格筋量低下に続くロコモティブシンドロームを防止でき、寝たきり高齢者減少対策の 最上流の医療です。これをマニュアル化しています。

2)歯周治療が血管疾患の予防・治療に貢献する

歯周病になると、歯肉から細菌が直接血管内に入りこんで菌血症となり、血管内皮炎やアテローム形成を経て、動脈硬化を引き起こすほか、悪玉サイトカインを供給し、糖質脂質代謝を悪くします。歯周病予防のメインテナンスを行なうと、歯周ケア以外に慢性炎症と菌血症も同時に回避できるのです。ここを広くクライアントにお伝えしましょう。

3)う蝕予防と糖質代謝改善保健指導

う蝕対策では、歯のみに着目した指導に加え、糖質代謝改善(抗糖化)までを包括した保健指導も行いましょう。

抽象論ではない!求められる歯科発、具体的各論 による健康づくり

「一生自分の歯で体も心もすこやかに」など抽象論では、口腔と全身の具体的関係性や介入方法が欠如しており、深い理解が得られません。歯科疾患の予防が、全身疾患予防に直結している事象を「具体的に分かりやすく」示し、予防処置の目的を歯から全身に移し、重要性を上げて提供することが大切です。本講演では、具体的方略を提示解説します。

一人でも多くの国民が定期予防処置を受ける習慣を定着させ、健康づくりを実行するクリニックづくり が本講習会の使命です。