歯科・獣医セミナーの学際企画

No.660 エナメル質初期齲蝕診断に役立つ 齲蝕診断の国際基準(ICDAS)判定法と臨床での導入事例の実際

齲蝕診断の国際基準(ICDAS)判定法と臨床での導入事例の実際

講師

花田 信弘 先生

鶴見大学歯学部探索歯学講座 教授

杉山 精一 先生

医療法人社団清泉会杉山歯科医院 理事長

土居 貴士 先生(大阪会場)

大阪歯科大学口腔衛生学講座

北村 雅保 先生(福岡会場)

長崎大学大学院医歯薬学総合研究科

角田衣理加 先生(東京会場)

鶴見大学歯学部口腔微生物学講座

プログラム

10:00~12:00

Ⅰ.齲蝕診断の国際基準ICDASの臨床導入と歯科医療の将来展望

【講師】花田 信弘 先生 鶴見大学歯学部探索歯学講座 教授

  1. バイオフィルム感染症とは何か
  2. フッ化物による抗う蝕効果の最新機序
  3. 保健と医療をつなぐ齲蝕診断の国際基準ICDAS
  4. 「エナメル質初期う蝕管理加算260点」新設の意義
  5. ICDAS導入後の歯科医療の将来展望

13:00~14:00

Ⅱ. ICDAS判定方法の解説

大阪会場【講師】土居 貴士 先生 大阪歯科大学口腔衛生学講座

福岡会場【講師】北村 雅保 先生 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科

東京会場【講師】角田衣理加 先生 鶴見大学歯学部口腔微生物学講座14:10~16:00

Ⅲ.ICDASを取り入れたカリエスマネジメント

【講師】杉山 精一 先生 医療法人社団清泉会杉山歯科医院 理事長

  1. カリエスマネジメントの流れを知る
  2. Detection、カリエスリスクアセスメント、診断、非切削治療、切削治療、メインテナンスについて
  3. カリエスマネジメントの成果と臨床ケース

開催日時・会場

大阪会場

平成28年9月4日(日)10:00~16:00

エル・おおさか

大阪府大阪市中央区北浜東3-14

06-6942-0001

  • 京阪本線・地下鉄谷町線「天満橋駅」より徒歩5分
  • 京阪本線・地下鉄堺筋線「北浜駅」より徒歩8分
  • JR 東西線「大阪天満宮駅」より徒歩12分
  • 京阪本線・地下鉄谷町線「南森町駅」より徒歩12分

福岡会場

平成28年9月25日(日)10:00~16:00

九州ビル

福岡県福岡市博多区博多駅南1-8-31

092-467-1113

  • JR・地下鉄 博多駅 筑紫口より徒歩約4分

東京会場

平成28年10月16日(日)10:00~16:00

専売ビルホール

東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F

03-3451-4571

  • JR田町駅三田方面口 徒歩5分
  • 地下鉄三田駅慶應大学口 徒歩4分

受講料

学際デンタルセミナー会員9,000円(テキスト代含む)
一般歯科医師35,000円(テキスト代含む)
歯科衛生士・歯科助手15,000円(テキスト代含む)
  • 法人会員(学際デンタルセミナー会員)所属の歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士・歯科助手等の受講料は会員料金(9,000+税)が適用されます。
  • 昼食は各自にてお願い致します。
  • 参加取り消しの場合は,開催8日前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を差し引いて返金いたします。それ以後のご返却はできません(代理出席可:会員の代理に会員以外が出席される場合は差額を申し受けます)。

開催にあたって

 1990年前後のヨーロッパのカリオロジー研究で、フッ化物による抗う蝕効果は、従来考えられてきたフルオルアパタイト化ではなく再石灰化であることが明らかにされた。
 再石灰化の成分は唾液中のカルシウムとリン酸であるが、1ppm以下のフッ化物イオンが存在すると再石灰化作用が促進される。
 そこで、1ppm以下のフッ化物イオンが口腔内に常時存在する状態を作り出すことが計画された。その方法とは歯面にフッ化カルシウムを形成させることである。口腔では薬剤は唾液で希釈されるので、100ppm以下では歯面にフッ化カルシウムを形成させることは難しい。1500 ppm のフッ化物を含む歯磨剤でも, 30分後には0.1 ppmになる[Duckworth and Morgan, 1991]。
 また、フッ化物イオン以外にもカゼインホスホペプチド(CPP)とアモルファスカルシウムホスフェート(ACP)の複合体 (CCP-ACP :リカルデント)やリン酸化オリゴ糖カルシウム(POS-Ca: ポスカ)にも再石灰化促進作用が認められている。
 本講演では、本年4月の診療報酬改定で新設された「エナメル質初期う蝕管理加算260点」の背景にある脱灰と再石灰化の基礎理論と再石灰化治療について解説し、国際基準ICDAS(International Caries Detection and Assessment System)を診療室に導入することの臨床的意義を展望する。