歯科・獣医セミナーの学際企画

No.721 かかりつけ歯科医の緊急ミッション!!《小児編》

かかりつけ歯科医の緊急ミッション‼
口の「機能」を通じて人生100年時代に対応する《小児編》

今こどもの口腔機能に起きている問題への対応

企画趣意

本セミナーは、『小児編』と『成人~高齢者編』の2回に分けて企画・開催します。ヒトの口腔機能は、健康維持に大変重要であり、生涯使い続ける機能の一つです。人生100年時代といわれる昨今、かかりつけ歯科医のミッションの1つは口の機能をいかに診るかではないでしょうか。この企画では、大学講座で乳幼児から高齢者まで往診も含めて口の機能を診てきた視点、8歳児の母として子育て中である経験を通して、自らこのミッションに立ち向かっておられる阿部仁子先生にご講演をお願いしました。口腔機能をトータルで学ぶ機会となれば幸いです。

講師

阿部 仁子 先生

日本大学歯学部 摂食機能療法学講座 准教授

【略歴】

  • 平成16年3月  日本大学歯学部卒業
  • 平成20年3月  日本大学大学院歯学研究科歯科基礎系専攻修了(歯学博士)
  • 平成20〜28年 日本大学歯学部摂食機能療法学講座 助教
  • 平成22〜24年 カナダオンタリオ州 ウェスタン大学健康科学学部 コミュニケーション科学機能科 Postdoctoral fellow
  • 平成29年〜   日本大学歯学部 摂食機能療法学講座 准教授

【専門医・認定医・学会活動】

  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士
  • 日本老年歯科医学会 認定医
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 評議員

プログラム

10:00~16:00(昼休憩含む)

➀ 乳幼児の口腔機能の発達を理解する

  • 口腔機能は単なる栄養摂取の手段ではありません!
  • 口腔機能とは?

➁ 摂食嚥下機能を理解する

  • こどもは最初からなんでも食べられるわけではありません!
  • 摂食嚥下の5期はいつからどのように獲得されるのか?

➂ 正常なこどもの口腔機能と摂食嚥下機能の発達を知る

  • 哺乳と段階的な離乳食の進め方の意味
  • 摂食嚥下機能発達の8段階とは?

➃ 乳幼児の摂食機能障害への対応を学ぶ

  • 原因となる全身疾患のある摂食機能障害への対応方法

➄ 口腔機能発達不全症を知る

  • 今、急増している健常児の口腔機能の問題への対応方法

➅ 子育てチームの一員として担うべきことを学ぶ

  • 歯科医院をこどもの発育相談ができる場に
  • 現場の保育士や教員に信頼される園医・校医とは

開催日時・会場

大阪会場

2022年1月16日(日)10:00~16:00

大阪府社会福祉会館

大阪市中央区谷町7-4-15

06-6762-5681

  • 地下鉄谷町線,長堀鶴見緑地線 谷町6丁目駅下車 4番出口(200m)約5 分
  • 地下鉄谷町線,千日前線 谷町9丁目駅下車 2番出口(北へ500m)約10 分
  • 近鉄大阪線 上本町駅下車 地下道で谷町9丁目駅2番出口へ

東京会場

2022年2月6日(日)10:00~16:00

専売ビルホール

東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F

03-3451-4571

  • JR田町駅三田方面口 徒歩5分
  • 地下鉄三田駅慶應大学口 徒歩4分

福岡会場

2022年3月13日(日)10:00~16:00

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

来場受講料

学際デンタルセミナー会員9000円(税込9900円)(ハンドアウト付き)ご入会はこちら
一般歯科医師35000円(税込38500円)(ハンドアウト付き)
歯科衛生士・歯科助手・技工士 15000円(税込16500円)(ハンドアウト付き)

オンライン受講料

学際デンタルセミナー会員限定(3ヶ月配信)19000円(税込20900円)ご入会はこちら

開催にあたって

2018年に「口腔機能発達不全症」が歯科病名として新規導入されました。「口腔機能発達不全症」は、全身的成長発育に明らかな異常を有さず、定型発達を示す子ども(健常児)で、正常な「食べる機能」「話す機能」等の獲得に問題があり、専門的な関与が必要な状態と定義されています。う蝕の洪水と呼ばれ、う蝕による歯冠崩壊や歯の喪失、さらに疼痛を始めとする炎症症状により咀嚼機能の低下をきたしている子どもが数多く見受けられた約30年前と比較すると、う蝕予防という観点からみた現代の子どもたちの口腔環境は劇的に改善していると言えるでしょう。それにもかかわらず、「食事に時間がかかる」「噛んでいたものを吐き出す」「食事の仕方がおかしい」といった“食の問題”を抱える子どもがここ数年で急増しています。
いま、子どもたちの口腔機能に何が起きているのか。そして我々歯科医療従事者は、口腔のプロフェッショナルとしてどのように子どもの口腔機能の発達を理解し、発育の支援をすることができるでしょうか。時代とともに変化する子どもを取り巻く生活環境も考慮しつつ、子どもの口腔機能の発達におけるこれからの歯科医療従事者の役割をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

インタビュー動画