2023年10月8日
医療法人社団高輪会 歯科訪問部門 指導医
【略歴】
2021年10月3日(日)
3:58:29
法人・個人会員 | 9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら |
ウェブ会員 | 12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら |
一般歯科医師 | 38,500円(税込35,000円) |
介護施設やご自宅で療養されている超高齢者の方々が安心して「口から食べること」を実現するためには「印象採得」「咬合高径」「咬座印象」などいくつかのポイントをクリアした義歯の製作がとても重要だと考えています。
訪問歯科の現場のように限られた条件下では、なるべく入手し易い身近な器具や材料を有効活用し簡便かつ確実に健康保険ベースで診療を進めてゆく必要があります。
「口から食べること」を「摂食」「咀嚼」「嚥下」と考えた場合、「摂食」は第三者に食物を口に入れてもらうことで解決します。「咀嚼」も嚙まずに飲み込み易い食形態にすることで解決します。しかし「嚥下」だけは絶対に第三者に手伝ってもらえない代行不可なものです。この日々衰えていく嚥下機能についても触れていきたいと思います。
今回は私が訪問歯科の現場に長く携わってきて得ることの出来た超高齢者に特化した「訪問現場で結果をだす義歯治療」についてお伝えさせていただき、ひとりでも多くのご高齢な方々のQOL改善のお役に立てればと考えております。