No.273　1から学ぶ疼痛管理、術後疼痛から慢性疼痛まで

１から学ぶ疼痛管理、術後疼痛から慢性疼痛まで

パンフレットPDFをダウンロード

講師

浅川 誠 先生

どうぶつの総合病院 外科・麻酔科・ペインクリニック 主任

日本獣医生命科学大学を卒業後、渡米。コーネル大学獣医学部（New York）にて米国獣医麻酔疼痛管理専門医資格を取得。ノースカロライナ州立大学（North Carolina）にてAssistant Professorとして７年間、米国の獣医学生の教育に携わる。コーネル大学にて米国獣医小動物外科専門医課程を修了。現在はどうぶつの総合病院（埼玉）にて勤務。外科・麻酔科・ペインクリニック科を兼任している。

プログラム

1. 痛みの経路とその種類
2. 整形学的検査を中心とした痛みの診断法
3. 疼痛管理に使用する薬剤
4. 急性疼痛へのアプローチ
5. 慢性疼痛へのアプローチ

質疑応答

開催日時・会場

2024年6月2日（日）10：00～16：00

駐健保会館　4F 大会議室

東京都港区芝3-41-8

財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461

• ＪＲ山手線・京浜東北線　田町駅 三田口（西口）より　徒歩10分
• 都営地下鉄三田線・浅草線　三田駅 A10出口（日本電気口）より　徒歩5分

来場受講料

テキスト付き・ウェブ受講1ヶ月付き（7/1〜7/31）

ウェブ受講料

テキスト付き ｜ 受講期間：2024.7/1〜2025.2/28

 本セミナーを含む2024年に開催する全10セミナーが見放題：年間パスポートはこちら

開催にあたって

　手術や腫瘍、関節炎など動物が痛みを感じる場面は多く存在する。しかしながら動物の疼痛管理は比較的新しく確立されてきた分野でもあり、専門に勉強する機会がなかなか得られない。疼痛管理の薬の使い方や神経ブロックの手技などを学んでも、「どうしてこの治療が必要なのか？」「そもそも痛みが存在するのか？」といった根本的な病態を理解せずに疼痛管理を実施しても、治療の副作用のみが出てしまい、逆に動物を苦しめる結果になってしまう場合もある。しかしながら、適切な疼痛管理を実施できれば、術後の合併症を減らすことが可能であることが知られている。また腫瘍に伴う痛みによりご飯を食べられなくなってしまった動物が、適切な疼痛管理を実施すると、食欲増進剤などを使用しなくても自分でご飯を食べられるようになる場合もある。このように獣医師が適切な疼痛管理の知識を身につけることで、動物が得られるメリットは非常に大きい。ぜひこの機会に疼痛管理の基礎から応用まで、身につけて動物に優しい医療を実践していただけると幸いです。

ご検討中の方はこちらへ