麻酔時のリスク管理とモニタリング
第3回 「これは危ない」がわかる人になる!
講師
神野 信夫 先生
日本獣医生命科学大学 獣医外科学教室 講師
- 日本獣医生命科学大学 卒業後、同大学院修了(外科学)
- 日本獣医生命科学大学付属医療センター研修医を経て、 同センター総合診療科勤務し、様々な処置の麻酔管理に携わる。
- 2014年より日本獣医生命科学大学外科学研究室助教として、 教育と付属医療センターでの臨床に携わっている。
- 獣医師、博士(獣医学) 獣医麻酔外科学会 麻酔・疼痛管理委員会委員
動画配信期間
配信期間中は何度でも視聴可能です。
配信開始:2019年12月9日
受付終了:2020年2月25日
配信終了:2020年3月10日
動画配信受講料
セミナーに参加された場合
5,000円(税別)
セミナーに参加されてない場合
19,000円(税別)
お申込みから配信までの流れ
- 「視聴確認」ボタンより、体験動画が視聴できるかご確認ください。
- 体験動画の視聴が出来ましたら、「動画配信申込」ボタンより、お申込みください。
- セミナー終了後、約1ヶ月後に配信開始いたします。IDとパスワードを代金引換にてお送りいたします。
動画視聴上のご注意
- 無線LANなどを使用して動画をご視聴された場合、電波の状況により映像が途中で遮断されることがあります。
- スマートフォン、タブレット端末でもご視聴できますが、一部対応していない機種もあります。また、電波の状況により映像が途中で遮断されることがあります。 尚、ご契約プランによってはパケット通信が高額になる場合がありますので、ご注意ください。 (お申し込みの際は、必ず体験動画が視聴できる事をご確認ください。)
プログラム
10:00~16:00(途中、休憩・昼休みを含む)
第3回 「これは危ない」がわかる人になる!
- 危ない! を未然に防ぐ麻酔器のしくみと麻酔前点検
- 麻酔器を使うと自分も眠くなるって本当!? 余剰ガスの基礎知識
- どれくらい?麻酔深度の考え方
- パルスオキシメータ― spO2 95その数値ほんとに大丈夫? 大学病院のspO2の使い方
- 危険を先読みする! カプノメーターのモニタリング
質疑応答
開催日時・会場
東京会場
2019年9月29日(日)10:00~16:00
駐健保会館 4F 大会議室
東京都港区芝3-41-8
財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461
- JR山手線・京浜東北線 田町駅 三田口(西口)より 徒歩10分
- 都営地下鉄三田線・浅草線 三田駅 A10出口(日本電気口)より 徒歩5分
受講料
会員獣医師 | 9,000円 (各回)(前納料金)(税別・テキスト代含む)ご入会はこちら |
法人動物看護師 | 9,000円(各回) (前納料金)(税別・テキスト代含む)ご入会はこちら |
一般獣医師 | 27,000円(各回) (前納料金)(税別・テキスト代含む) |
一般動物看護師 | 15,000円(各回) (税別・テキスト代含む) |
- 法人会員登録をされている施設の獣医師は会員受講料に割引されます。
- 学際小動物セミナー会員(個人会員・法人会員)の通常セミナー受講料は、前納に限り税込9,720円とさせていただきます。
- 受付作業円滑化のため、事前振り込みのご協力をお願い申し上げます。
- 当日のお支払の場合、受講料は税込10,000円とさせていただきます。
- 参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
- 昼食は各自にてお願い致します。
開催にあたって
麻酔を実地する際、麻酔中の安全を確保する上でモニターはかかせないツールの1つです。モニタリングには五感を使ったモニタリングと機器を使ったモニタリングがあります。五感を使ったモニタリングは経験と知識が必要になるのと主観的である、そして持続的に看るのが難しいといった現状があります。これらを補うことができるのが機器を使ったモニタリングです。客観的である、持続的であるという利点はありますが一方で機械が正しくついているのか? 機械自体には判断ができません。適切につけていないとそこに出る数値や波形が患者さんの状態と離れてしまうという状態がどうしても起こります。また、機械だけでは動物の状態の変化予測することが難しく、過去と現在のモニターからその先に何が起こるのかは麻酔担当の獣医師自身が判断しなければなりません。
獣医麻酔外科学会 麻酔・疼痛管理専門部会 「犬および猫の臨床例に安全な全身麻酔を行うためのモニタリング指針」では、全身麻酔中の動物の安全を維持するために看視の実施を推奨するとあります。獣医師がみる、テクニシャンがみる、誰かが麻酔を行っている患者さんを専門にみる。そしてそれをわかっている人がいるということが患者の死亡リスクをへらすこととなります。
この麻酔シリーズでは経験の浅い獣医師・動物看護師もモニターの情報を正しく理解し、動物の状態にあった判断ができるよう各数値の正常範囲のみならず、波形の意味するところや各項目を正しく測定する小技や機器の弱点とその対処法などを紹介します。
3回シリーズを通して教科書ではなかなか伝えきれないモニター機器の使い方や見落としがちなポイントなど、多数の動画を使いながら紹介します。是非この機会に知らなかったこと、誤解されていること、見逃していることを整理し、日々の麻酔に+αの安心・安全のためにお役立てください。