歯科・獣医セミナーの学際企画

No.PL237 日々の診療における犬と猫の循環作動薬と抗不整脈薬の使用法

日々の診療における犬と猫の循環作動薬と抗不整脈薬の使用法

犬と猫の循環作動薬と抗不整脈薬の使用法

講師

福島 隆治 先生

東京農工大学 農学部附属 動物医療センター 教授

1998年    日本獣医畜産大学 獣医学科卒業
1999-2003年 小動物診療兼研究センター施設に勤務
2007年    日本獣医生命科学大学大学院獣医生命科学研究科 獣医学専攻博士課程修了
2007年    東京農工大学 農学部 獣医学科・助教
2010年    同・講師
2013年    同・准教授
2017年    東京農工大学 農学部 動物医療センター・教授

【所属】 日本獣医学会、日本獣医循環器学会、日本獣医外科麻酔学会、その他

プログラム

1.以下の薬剤グループについて使用に関するアドバイスと注意事項
  • アンジオテンシン変換酵素阻害剤とアンジオテンシンII受容体拮抗薬
  • 利尿薬
  • 強心薬
  • Caチャネル拮抗薬とβ遮断薬
  • 徐脈に対する治療薬
2.私が実践している治療の組み立て方
  • 心房細動を発現した症例
  • 胸水が溜まった心筋症の症例
  • 肺水腫のコントロールが困難な症例
  • 推奨されている治療により副作用が生じた症例

収録日

2020年2月2日(日)

収録時間

4:22:22

プレイバック受講料

学際小動物セミナー会員限定(2024.1/1〜12/31まで)9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
※テキストは付属しません

開催にあたって

犬猫の心不全治療(循環動態に影響を与える)薬剤はバラエティに富んでおり、それを選択するには多くの知識と経験が必要となっています。これらには新規の薬剤であったり、既に皆様が古くから使用されている薬剤であったりするでしょう。また、不整脈の診断・治療法に関して、多くの先生方は戸惑いや不安を有しているとよくお聞きします。
近年、ガイドラインの制定や治療法のマニュアル化がすすみ、画一的な治療法が行われつつあります。これは、薬剤を使用する側(獣医師)には非常にありがたい反面、治療の限界を自ずから作り出すことになっていると思います。
今回、循環動態に影響を与える薬剤をグループごとに分けてそれぞれ解説するとともに、その使用のコツや注意事項を、実践経験を基に説明しようと思っています。
さらに、実際の症例を参考に、私がどのような根拠(検査データ)から治療をすすめているかを紹介していきたいと思います。そのため、非マニュアル化のオーダーメードの治療となることをご了承下さい。
本講演が先生がたの明日からの診察にすぐにお役立ちできる内容にしたいと考えております。当日は、よろしくお願いいたします。

※講師の所属は開催日時点のものです。