歯科・獣医セミナーの学際企画

No.PL701 口腔ケアを運動機能の発達から紐解く

口腔ケアを運動機能の発達から紐解く

口腔ケアを運動機能の発達から紐解く

口腔機能のアセスメント力をアップするための基礎知識

講師

元開 冨士雄 先生

げんかい歯科医院 院長(横浜市開業)
NPO法人口腔健康推進協会サークルi 代表

  • 昭和57年 日本大学 歯学部卒
  • 同年   日本大学歯学部 小児歯科学教室入局
  • 平成2年  横浜市青葉区にて「げんかい歯科医院」開院

【役職】 BSC(バイオプログレッシブスタデイクラブ) 元理事、NPO法人 口腔健康推進協会 サークルi  代表

プログラム

1.Whatʼs Oral Care

⽬指すのは⼝腔衛⽣管理ですか、⼝腔機能管理ですか

2. ⼝腔機能の特性を知る

⼝腔機能の⾃動制御システム

3. ⼝腔機能はどのようにして発達するのか

胎児期からの姿勢と運動発達に⾒る⼝腔機能発達

4. ⼝腔機能を感覚運動発達として捉える

第⼀段階 『⽀える』⼝腔機能を⽀える体幹の姿勢と深層筋

第⼆段階 『構える』筋の中間位による⾃動調整システム

第三段階 『調 整』リズムと圧感覚

収録日

2020年9月13日(日)

収録時間

4:37:52

プレイバック受講料

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
ウェブ会員12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら
※視聴期間:2024.1/1〜12/31まで
※テキストは付属しません

開催にあたって

急激に⾼齢化社会が広がるなかで様々な分野においてパラダイムシフトが起こり始めています。私たち⻭科医療においてもそれは同様です。これまでのキュア中⼼の量的な診療からケア中⼼の質的な診療へと転換が求められています。⾼齢社会となったことで⼝腔のもつ働きが「⽣きるすべて」だと認識されたことで、⼝腔全体を包括した質の⾼い⼝腔機能を獲得する⻭科医療が求められ始めています。
そうした社会の変化に対しオーラルフレイルをはじめ⼝腔機能低下症など⼝腔機能に対応した新たな造語がにわかに出現したのですが、明確な定義や基準やアセスメントを設定するのも難しい状況です。そのため、⼝腔ケアは⼝腔機能が低下し回復する⾒込みのない⽼⼈に対しこれまでの⼝腔衛⽣管理が中⼼となって行われています。こうした⼝腔ケアは、効果を発揮する反⾯、対処療法的なケアであるために継続するしかなく重荷になることが問題となっています。
今後、社会が質の⾼いQOLを求める流れは加速するでしょう。そうなると⼝腔ケアも要介護や虚弱になった⾼齢者からフレイルが始まる前の年代層、さらには壮年層や⻘年層を⾶び越え成⻑期の⼦供に対しても⼝腔機能の向上と再獲得を⽬指した⼝腔機能ケアの時代が来ると思われます。あなたも今から⼝腔機能ケアを診療に取り⼊れる準備をしてみませんか。

※講師の所属は開催日時点のものです。