歯科・獣医セミナーの学際企画

No.PL264 猫の心筋症を正しく診る

獣医師セミナー|No.264 中村健介先生「猫の心筋症を正しく診る」

実症例でACVIMコンセンサス・ステートメントを再認識してupdate!

猫の心筋症を正しく診る

講師

中村 健介 先生

北海道大学大学院獣医学研究院 准教授

治療信念: 『必要かつ十分な検査と治療を提供する』

北海道大学獣医学部卒業後、酪農学園大学内科研修医、北海道大学大学院獣医学研究科にて博士号取得。
同大学大学院獣医学研究科博士研究員、同大学附属動物病院助教を経て2017年4月より現職。
日本獣医循環器学会 動物循環器認定医 アジア獣医内科学会 設立専門医(DeFacto Diplomate of Asian College of Veterinary Internal Medicine)

プログラム

  1. 肥大型心筋症の基本病態:拡張障害とは何か?
  2. 流出路閉塞への対応
  3. うっ血性心不全への対応
  4. 大動脈血栓塞栓症への対応

収録日

2023年8月6日(日)

収録時間

4:35:50

プレイバック受講料

学際小動物セミナー会員限定(2024.3/1〜12/31まで)9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
※ テキストは付属しません
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます

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開催にあたって

 犬の僧帽弁逆流と同様に、猫の心筋症について2020年にアメリカ獣医内科学会(ACVIM)からコンセンサス・ステートメントが発表されました。しかし、恐らく犬のコンセンサス・ステートメント程の認知度ではなく、先生方の日常臨床の在り方を変える程のインパクトは少なかったのではないでしょうか。これは恐らく、犬の僧帽弁逆流のようにB2=LA/Ao>1.6, LVIDDn> 1.7→ピモベンダン、という分かりやすい公式のようなステージングとそれに基づく治療指針が示されていないことが一因としてあげられることと思います。
 しかしながら、随所に重要なキーワード、アップデートがちりばめられており、これを理解した上で実際の症例に対峙することは重要です。このセミナーでは、特に肥大型心筋症について、普遍的な病態を整理してお伝えするとともに、この新時代において知っておくべき様々なアップデートを解説したいと思います。

※講師の所属は開催日時点のものです。