歯科・獣医セミナーの学際企画

No.PL246 皮膚科を得意にする!ココだけは抑えておきたい皮膚科メソッド

皮膚科を得意にする!ココだけは抑えておきたい皮膚科メソッド

皮膚科の検査とコツ、上手な薬の選択方法~

皮膚科を得意にする!ココだけは抑えておきたい皮膚科メソッド

講師

江角 真梨子 先生

フリーランス獣医皮膚科医
日本獣医皮膚科学会認定医

【略歴】

  • 日本大学獣医学科卒業後、神奈川県の動物病院で勤務
  • 勤務医の傍、東京農工大学動物医療センター2種研修医として、皮膚科を学ぶ
  • 東京農工大学動物医療センター 1種研修として2年研修し、卒業後に日本獣医皮膚科学会認定医を取得
  • Vet Derm Tokyoに皮膚科医として所属
  • 2020年7月に独立し、フリーランスの獣医皮膚科医として、各地の動物病院の皮膚科診療に従事
  • スキンケア、皮膚病のセミナーを獣医師、動物看護師、グルーマー向けに多数行なっている。また、人の美容、スキンケアにも精通しており、日本コスメティック協会の認定指導員も務める

プログラム

1. 皮膚科における見逃してはいけない感染症を捉える
  • 皮膚科検査における基礎と最低限、揃えておきたい道具
  • 繰り返す膿皮症を克服
  • 苦手な皮膚糸状菌症と得意にする方法
  • 令和時代の犬毛包虫症、疥癬のアプローチ
2. 犬アトピー性皮膚炎の診断と治療
  • 犬アトピー性皮膚炎のガイドラインをきっちりマスター
  • アレルギー検査・除去食試験の実施法と考え方
  • 分子標的薬と抗体医薬品をどう使いこなす?
  • 効果はあるの?スキンケアとサプリメントの活用の仕方
3. 臨床で遭遇したらどうする?皮膚型リンパ腫と落葉状天疱瘡の診断と治療
  • 皮膚病理組織検査のタイミング
  • 免疫抑制剤の選択の仕方
4. 意外と多い非炎症性脱毛
  • 内分泌性脱毛とアロペシアXの診断
  • 生えない毛に対しての選択肢
  • 知ってるか、知らないかだけの脱毛症
5. 皮膚科を得意にする病院づくり
  • なかなか治らない皮膚病との向き合い方
  • どこまでお願いする?動物看護師との連携
  • 院内での皮膚科フレームワーク

収録日

2021年2月28日(日)

収録時間

4:10:51

プレイバック受講料

学際小動物セミナー会員限定(2024.1/1〜12/31まで)9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
※テキストは付属しません

開催にあたって

皮膚病は動物病院で来院される疾患で最も多い疾患と言われていますが、皮膚病が苦手と感じられている獣医師の先生は多いのではないしょうか? 特に、皮膚科の検査のやり方が曖昧で、独自で行っていたり、薬の選択に自信がなく、いつもと同じ治療の提案しかできていない、、、なんていうことも。
実際に皮膚科の検査手技や診断の方法を学ぶ機会は少なく、日常診療の中で皮膚病の治療のアップデートをする時間も限られているかと思います。昨今、皮膚病においては、さまざまな薬が上市されており、加えて動物の生活環境や飼い主の意識の変化と共に皮膚病の向き合い方は数年前の皮膚病とは異なる傾向にあります。
本講義においては、令和時代における抑えておくべき皮膚検査、臨床家として使える薬の選択肢、最低限知っておくべき皮膚病のガイドラインについて、1日にギュッと凝縮してお伝えします。また、日常の診療中で皮膚科診療を上手く行うコツや動物看護師との連携についても触れ、病院での皮膚科ワークを見直すきっかけになればと思っています。
効率的に学べ、『皮膚科が得意になる』内容といたしましたので、会場で先生方にお会いできることを楽しみにしています。

※講師の所属は開催日時点のものです。